とうとうこの日が来てしまいました。
あたし、無関心なふりや、時には気が進まないふりをしていました。
でも...
主人には、お見通しなんですよね。
あたし、この年になって、ようやくMってこういうことなんだなぁって、実感を持って、わかってきました。自分から積極的に、大っぴらに求めたくはないんです。あくまでも好きな人に強く求められて、否応なく従っている、愛する人に征服されてる、という形をとるのがポイントなんですね。
それをちゃんとわかってる、主人は根っからのS。やっぱり、相性が合うって、こういうことなんでしょうか。
さて、いよいよ。関東郊外の、とあるラブホテルです。
マニアさんの間では有名らしいです。
コンクリートむき出しの部屋には、赤いレザーのソファ、壁一面の鏡、棚に並んだ数々の責め具、天井から吊るされた縄や鎖。そして何より目立つのは、三角木馬と、X字の形の張り付け台と、産婦人科の分娩台のような、拘束椅子です。
この前白昼の喫茶店で、あたしがローターを股間に当てて声を殺して昇天してしまう恥ずかしい姿を目の当たりにした4人の方々、みなさんおそろいです。
社長さんから「お礼のプレゼントです」と言って渡された紙の衣装ケース...
さっそくそれに着替えなさいって主人が言うんですけど、バスルームはガラス張りなんです。あたし、さっそく恥ずかしくって...
でもみなさん、ガラス越しに服を脱ぐあたしを凝視するかと思いきや、みなさんも服を脱ぎ始めました。
箱の中には...
ブラとショーツ、腿の途中までの丈の網のストッキング、そして、ベビードールって言うんでしょうか。キャミソールのようで、裾がふわっと広がった、超ミニのワンピみたいなかわいらしい形の、あれです。
でも... すけすけなんです。
丁寧な飾りに編み込まれた下着のフチは、濃いパープル。他の部分は、とても薄い紫のシースルーです。ブラは左右とも真ん中に、縦に大きなスリットが入っていて、かわいらしいヒモのリボンがついています。ショーツはTバック。こちらも、股間に... あそこの部分に、縦に大きな隙間が。
これじゃ、なんにも着てないのと同じです...。
ガラス越しに視線を感じながら、着替えが終わり、まるで何も身につけてないみたいに、おっぱいと下腹部を手で隠しながらバスルームから出てゆくと、男性陣も、下着一枚の姿になっていました。
全員、黒のビキニパンツを履いてます。そして...
あぁ、見ちゃった。
剛志さんと、日野さん。
あ、あそこ...
すごいんです、あそこが...。
もう... 何もしてないのに、もう、おおきくなっているんです。
しかも、すごく、おおきいんです。薄く伸縮性のある生地の中で、ぴん!と反り返った立派な形が、はっきりと見て取れます。
ああ、どうしよう、あたし...
あれを... あんな大きいものを、挿入... されてしまうのかしら。
そもそもあたし、今までに主人のモノしか、さわったことも、入れられたこともないのに...。
でも、入れて欲しくなったんです。いえ、最初からしてほしかったけど、まだ主人にも、そこまで言えてないんです。
主人がいつになく興奮しているのは、手に取るようにわかります。
主人たら、スマホがあるのに、わざわざビデオカメラまで持って来て、しかも今日のために三脚まで買ってきました。
「さ、これをつけて。」
黒のアイマスクを手渡されました。
あぁ、もう何も見えない...。
「奥さん、似合いますよ。やっぱり、見立てたとおりだ。」
「グラマーだし、最高にセクシーですね。」
主人に手を引かれて、椅子のところまで歩きました。
「さ、乗って、仰向けに寝てごらん。」
え、いきなり... そうなの?
たぶん剛志さんと日野さんの、たくましい腕に軽々と抱き上げられ、拘束椅子の上に寝かされました。
そして両脚を... 信じられないぐらい広く、左右に広げられたんです。
少しずつ、ゆっくりと。大きく、M字形に。
この年で、こんなに股間が開くなんて...
そのまま、大きく両側へ開いたままの両脚を、それぞれ膝の少し上と足首の部分を、革のバンドで固定されました。
あぁ、いや、こんなすけすけの下着で... しかも股間にスリットが入っているのに。
両腕は、頭の上ではなく、下側へ下ろして後ろ手に、細い背もたれの裏側へまわされ、そこで革の手錠らしきもので両手首を固定されてしまいました。
「奥さん、こうするとなお、きれいですよね。」
最年少の、友紀くんです。
あぁ、まるで息子の同級生のような年頃の男の子の目の前で、こんな裸同然の姿で、股間を広げた恥ずかしい格好で縛られてしまって...!
「どうぞみさなん、ご遠慮なく。」
「では、ご主人、奥さん、ごちそうになりますよ。」
あぁ、あなたったら...!
あたしとするところを、みなさんに見てもらうだけじゃなかったの...?
あ、おっぱいを、垂れ下がった恥ずかしいおっぱいを、誰かの大きな手が...。
やさしく包み、ゆっくりと、揉みます。
はぁ... あん、...じょ、じょうず...
もう片方も。こちらは違う人です。
乳首をこりこり...
「奥さん、なんてきれいなお乳だろう。」
社長さんです。
...はぁ、...はぁ、...いけない... もう、感じちゃって...
だって、車でここへ向かう間も、色々なことを想像してしまって、もう一人で勝手に、高揚してたんです。自分で自分を、焦らしてたの。
あ、股間に、鼻息が。
「...すごい。ほら、もうこんなに。」
「奥さん、濡れやすいんですね。」
「ええ。今日は特に興奮してるみたいですよ。」
あっ...!
薄いブラとベビードール越しに、誰かが乳首を口に含みました。
主人以外の人が、初めて...!
大きな唇が乳輪ごと包み込み、濡れた舌が、ねっとりと、ゆっくりと、薄い生地の下の乳首をまあるく、丁寧に舐めてゆきます。
...はぁ、....はぁ、...あぁ、...あぁん...!
もう片方のおっぱいも、温かい大きな手が、円を描くようにゆっくりと揉んでいます。
蜜が染みたパンティーの中央に、ふいに指先が触れ、あたし、思わず腰をぴくんと踊らせました。
...あぁん...!
両脚を広げてベビードールははだけているので、スリット入りのTバックはむき出し...
その指先が、軽く、あくまでもやさしいタッチで、ショーツの縦に開いた隙間へ、ゆっくりと入って来ます。
あっ... あっ... ああ... はぁ... ああっ...
蕾に... 触れそう。
花びらや、花芯をさわるのではなく、その周囲にあふれる蜜を指先に塗りつけているだけ... そんなかすかなタッチで、ゆっくりと...
「おまえ、待ちきれないのかい?」
あたし、知らないうちに、腰を動かしていました。
指先は、動きに合わせて蕾を避けるように、ついっと逃げます。
...あぁ、...はぁ、...はぁ、...ああ、さわって...
いじわるしないで、さわって...
「奥さんがそう言うなら。」
え、あたし... 今、声に出してた...?
...あっ!
クリトリスを、指先がなでました。
...ああっ、...あ、あぁ、はぁ、...ああ、いやん、もっとぉ...!
「もっとしてほしいって、おっしゃってるよ。」
「おまえ、はしたないよ。待てないのかい?」
ああ、...ああ、...あぁっ、...はぁ...
...あぁんっ!
ついに指がクリトリスに触れ、あたしの全身がびくん!と大きく跳ねました。
そして指が、小さな蕾の上を、蜜にまみれた花芯の上を、行ったり来たりしはじめます。
はふん、はふん、あぅん、あぁ、ああっ...
...これ... あたし...? あたしの声...?
ああぁっっ...!!
今度は、指先が円を描きます。とても速く。
ちいさなクリトリスの真上で、小刻みに、軽く、やさしく、速く、とても速く...
あっ、あっ、あっ、あっ... ...んんっっっ...!!
体が宙に浮いて、頭が真っ白になり、呼吸が止まりました。
我に返ると、あそこも、両方の乳首も、生温かい液でぐっしょり濡れてます。
あたし一人が、肩で息をしています。
「奥さん、すばらしく感度がいいですな。」
「そうなんです。でも、今日は特にですよ。うちのやつドMですから、こういうのが、たまらないんですよ。もっと早く経験させてやればよかった。」
「では、今日は頑張って、たっぷり楽しませてあげましょう。」
誰かがベビードールを捲り上げました。そして...
ビリッ!
ああっ...!
鋭い音とともに、一気に引き裂かれました。
同時に、股間の谷間から、さらにとろっと蜜があふれました。
おっぱいを包む薄いブラのスリットを開き、ざらざらした舌が、今度は直接、乳首を吸います。
...はぁん、...はぁ、...あぁ、...あふん...
あぁ、舌が、熱い...
乳首が、どんどん勃ってゆくの... いや、恥ずかしい...
恥ずかしいのに...
もう片方の乳首も、熱く湿った舌で、執拗に舐められ、あたし、もうそれだけでいってしまいそう...。
「なんて素敵な乳首だろう。大きくて、見て、こんなに勃ってる。」
あぁ、そんな... 言わないで...!
大きな指が、あたしの乳首をつまみ、軽く引っ張ります。そしてつけ根をこりこりするんです。あたしが主人のおちんちんにしてあげる時のように、上下にさすりながら、時々根元をねじるように軽く締めつけます。
ああ、あたし... 声が出て、...恥ずかしいのに、声が出ちゃって...
スリットのところについてる小さなリボン。それを乳首の根元に巻きつかせ、キュッ!と、結ばれました。
あん...!
もう片方も。
...はぁ、...ああ、...あぁ、...ちょ、ちょっと... こんな...
再び指先が乳首をつまんで、軽く引っ張ります。
そして縛ったリボンを乳首の付け根にぐいっと押し付け、さらに乳首を引っ張ります。
...ああ、...あぁん、...い、いい... きもちいい...
「おお、乳首、どんどん勃ってくるよ。すごいねぇ。」
キュッ!
リボンがさらに強く締められ、あたし、腰をくねらせて悶絶します。
あぁ、痛いの... ぷっくりとふくらんだ乳首の付け根をリボンで締め付けられて、軽くて甘い痛みが全身へ広がります。
ああ、あたし、まだ... おちんちんも入れられてないのに、
もう...
「これ、最近出てる新しいやつですよ。奥さんが気に入るか、試してみましょう。」
社長さんの声が近づいてきます。
「おや、かわった形ですね。」
「バイブですよね?」
「ええ。どこだったかな、ヨーロッパの国だったと思いますよ。」
「女性が好みそうなデザインですね。」
...ちょっと見てみたいと思った時、下腹部のあたりで、うぃーんと、小さな音が聞こえ始めました。そして...
ああっっ!!
つい、大声を。
ちいさな、たぶん、丸みを帯びた突起が、ふたつ。
パンティーのスリットの間の、ぬるぬるになった、あたしのふっくらした肉の花びらの間に、触れました。
あたし、思わず腰を引き、誰かがあたしの腰をつかんで、台に押し付けます。
小刻みに、しかしすごい速さで振動する、ふたつの突起...
クリトリスの両側をはさみ、直接は蕾に触れていません。
でも...
ああ、でも...
あたし、背中を反らせて、髪を振り乱し、口からよだれを垂らしていたみたいです。
...ああ、...ああん、...はぁ、ああ、ああっ、
ああ、いい、...あぁ、だ、だめ... ああ、あぁっ...
たくましい手でお尻を椅子にしっかりと押さえつけられ、正体の見えないバイブは、あくまでも蕾には触れず、膣に入ることもなく、それでいてあたしを芯から責め続けます。
ああ、ああ、あああ、
す、すごい、すごいの、
ああ、あああ、
ああ、だめ、もう、だめ、
いく、いくよ、いっちゃうぅぅっっ...!!
「...奥さん、素晴らしいですな。」
「いい画が撮れてますよ。」
「からだもだけど、声も素晴らしい。」
汗ばんだ顔に、髪の毛が張り付いています。
あっ...!
誰かが腰にかすかに触れただけで全身がびくん!と跳ね、体中に鳥肌が立ちました。
「おまえ、そろそろ、どう?」
あたし、まだ息が整いません。
主人が何を言ってるのか、ぼんやりした頭で考えるんですけど...
口を少し開いて、ゆっくり大きく息をしながら、汗ばんだ顔で、あたし、小さくうなづいていました。
「ありがたい、光栄ですよ、奥さん。」
「僕からで、いいですか? もう我慢できなくて...」
「どう? いいかい?」
あたし、また無言でうなづいていました。
友紀くんのすべすべした手が、あたしの両脚をつかみました。
あぁ、いよいよ、主人じゃない男性のおちんちんが...
それも、息子と同年代の青年のモノが...
あたしの中に、入ってくるのね。
ー つづく ー
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