私は不倫をしています
相手はサイトで知り合った方で、相手にも家庭があり不倫というよりはお互いに愚痴を聞いてくれる異性といった感じでした
半年に一度逢うか逢わないかのペースでのお付き合いが6年ほど続いていました
地元では誰の目があるかわからないので、車で1時間30分ほど離れた場所にあるラブホテルで逢うのが習慣になっていました
そのラブホテルが写真に写っているホテルでした
私は相手の真意もわからず恐怖心に押し潰されそうになりながらも、おそるおそる【誰ですか?】と近藤という人に返信しました
私のメッセージにはすぐ既読がつき、すぐに【誰かわからない?】と返信がきました
なぜ私の知らない人が自分のLINEのIDを知っているのかわからずに必死で頭を働かせると、ひとつの考えが浮かび、LINEの画面を切り替えました
【PTA役員会連絡用】と名前をつけられたグループを開きメンバーを確認するとその中に近藤がいました
それはPTAの役員になったときに会長が声をかけて作られたLINEのグループです
すぐに役員名簿で役を確認するとあの気持ち悪い指の持ち主だとわかりました
なぜあの男があんな写真を持っているのか?
あの写真をどうするつもりなのか?
私は悪い結果ばかりを想像して、全身から力が抜けていくのが自分でもわかりました
それでも必死で【なぜこんな写真持っているんですか?】と近藤に返信しました
またすぐに既読がつき【誰かわからない?PTAで一緒に役員している近藤です。】と返事がきました
【なぜ近藤さんがこんな写真持っているんですか?】
【やっぱり藤岡さんだったんですね?
昨日仕事で外回りしている時に見覚えのある車があったので何気なく見ていたら、脇道に入っていったので、あの道はホテルに行く時以外使わない道だと俺も知ってたからまさかと思ってあとについていったんです。】
私は昨日のことを思い返して、ホテルに入る前に後ろに車がいたかどうか必死で思い出そうとしました
恥ずかしながらいくら考えても、私は不倫相手との今から行う行為のことばかり考えていたので後ろの車のことなんて頭にありませんでした
私がどう返事を返そうか困惑していると、続けて近藤からメッセージが入りました
【藤岡さん浮気してるんですか?】
【してません】
【じゃあ、何のためにラブホテルに入ったんですか?】
【実は藤岡さんの車かどうか自信はなくて、次の役員会でナンバー確認しようかと思ったけど、面倒くさいので直接聞いてみようとLINEしたんです。藤岡さん自分で認めましたよね?(笑)】
(笑)のマークであの脂ぎった顔がニヤニヤしている表情を生々しく思い浮かべてしまい、冗談ではなく本当に吐きそうになりました
【写真削除してください】
【浮気してるんですか?(笑)】
【してません。写真削除してください】
【浮気してないならこの写真誰に見せても問題ないですよね?(笑)】
【やめてください!私が浮気してても、してなくても近藤さんには関係ありませんよね?】
【浮気してるんですね?(笑)】
【何が目的ですか?お金ですか?】
全てに(笑)をつけられてバカにされているような気分になり口の中に酸っぱい胃液が逆流してきました
【お金なんてとんでもない(笑)それしたら恐喝になって俺が捕まりますよ(笑)
LINEでなく次の役員会のあと二人で直接話しませんか(笑)
写真消すにしても藤岡さんの目の前で消した方が安心でしょ(笑)】
【無理です。お願いなので今削除してください。】
私からの最後のメッセージに既読がついてから、近藤からの返信はありませんでした
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