月日は流れ、健三も裕子も四十路半ば、係長になって部下を持ち、ストレス世代になっていた。
健三と裕子は人事異動を見て驚いていた。
何と、健三と裕子は同じ課の隣あった係の係長として異動した。
歓送迎会で隣に座った健三は、裕子に、
「やあ、初めて一緒の職場になったね。」
「そうね。健三君、子供は?」
「それが、上は大学受験で、下は高校受験なんだよ。」
「うちも、上が大学受験。下は去年高校受験だったの。そうか、健三君のところは一緒に受験なのか。その方が、毎年誰かが受験生になるよりいいかもね。」
そんな他愛もない話をしていたが、お互い、内心は21年前の交わりが頭の中を過ぎっていた。
同じ職場で過ごす二人に、課長から、
「係長二人ペアで出張してくれないか。相手が○○省だから、こっちもそれなりの人間で対応してほしいんだ。よろしく頼むよ。」
一泊二日の東京出張は、健三と裕子にある期待を持たせていた。
軽く飲んだ後、ホテルの部屋に入るとき、健三が、
「裕子、シャワーを浴びたら、俺の部屋で呑み直さないか?」
「え?私あんまり出歩きたくないわ。健三君が缶ビール買って、私の部屋に来てよ。」
「おお、そうだな。そうしよう。」
裕子の部屋で二人きり、ホテルの部屋着は裕子の素肌を十分に隠すには物足りなかった。
裕子の胸元から時折見えそうになる乳首が気になっていた。
「裕子、君はブラをしていないのかい?見えそうで落ち着かないよ。」
「部屋に誘うって事は、21年ぶりに・・・って事かなて思って。」
「いいのかよ。」
「最初からそのつもりだったんじゃない?」
「まあ・・・」
すぐ裸になって、お互いの身体を見つめ合い、
「俺、46歳だよ・・・年取ったなあ・・・」
「あら、十分元気じゃない。若い若い・・・私は45歳、もう、おばさんね・・・」
「おばさん?いやいや、裕子は色気が出てきて凄く魅力的だよ。」
抱き合い、片方の乳房を揉みながら、もう片方の乳首をしゃぶった。
「ハァァァァァ・・・」
股を開かせると、21年前よりも使い込まれた女陰が現れた。
「裕子・・・俺の女房より綺麗なマンコしてるな・・・女房はもうドドメ色だぞ・・・」
裕子の女唇は使い込まれてはいたが、まだ紫色でとどまっていた。
クンニに悶え、トロトロと愛液を流す裕子からは、健三の可愛い妻には無い艶めかしい女の色香が香り立った。
清楚な美人四十路人妻の落ち着いた身のこなしが、次第に官能の悶えに変わっていく様子は、健三の男根を奮い立たせた。
「裕子、このまま入れていいか?」
「ええ・・・でも、中には出さないでね。まだ、生理はあるんだから・・・」
健三は裕子の女穴に男根を突き立て、根元まで抜き差ししながら熟した女穴を味わっていた。
夫とはトンとご無沙汰の女の肌が色めき立ち、久しぶりの姦淫に溺れる美人妻の悲哀がそのまま肉欲となって喘ぎだした。
ブチュ・・・ブジュチュ・・・愛液の奏でる淫らな音が響いた。
一つに繋がり愛し合う事15分、清楚な美人係長の淫らな姿に我慢の限界が来て、裕子を抱きしめ、腰を打ち付けた。
パンパンパンパン・・・・男根の激しい突き立てに肉のぶつかる音がコダマした。
「アンアンアンアンアンアン・・・・」
「裕子、出るっ・・・」
健三は男根を抜くと、ドッピュピュピュ~~~~ドピュピュ~~ピュッピュッ・・・・大量の精液が宙を舞い、裕子の身体にトロケて落ちた。
ティッシュで裕子の身体の精液を拭きながら、健三は、
「裕子・・・君は艶が出てイイ女になったなあ・・・」
「もう・・・あんな可愛い奥さんいるのに・・・」
「ああ、確かに女房は可愛いよ。可愛いけど色気がないんだよ。いつまでも子供っぽい顔と身体でねえ・・・でも裕子は年を重ねても美人だし、身体も妙に色っぽいよ。旦那が羨ましいや・・・」
「ここ数年、ほとんどしてないわ。年に3~4回くらい。まるで季節の風物詩みたいよ・・・」
「そうか・・・だからマンコが女房よりも綺麗なんだ。うちは週1回はしてるかなあ・・・俺、スケベだから週に2~3回はしたいんだけどね。」
「まあ、奥さんが羨ましい。だったら、週にもう1回足りない分は、私とする?」
「おう、そりゃあいい考えだな。」
こうして健三と裕子は、21年ぶりの性交からW不倫に発展していった。
裕子はエリート夫との年に数回しかない営みの中、身体の渇きを健三の男根で潤した。
健三は、可愛い愛妻の百合との営みをもっと欲していたが、百合とは違うタイプの妖艶さを持つ同期の清楚美人ともう一つの愛を育むことで満ち足りていた。
健三と裕子は、毎週1回の情事に没頭し、夢中でまぐわっていた。
裕子が五十路を迎え、やがて閉経すると、週1回の情事は中出しのまぐわいとなり、裕子は毎週女穴の中に健三の遺伝子を湛えて夫の待つ家に帰っていた。
何年も飽きずに続くその関係は、健三が課長、部次長になっても続き、五十路中年同期がくたびれてきた身体で抱き合い、恍惚の夢に漂っていた。
若いOLと上司の噂はたまにあったが、五十路半ばの部次長と女課長が、まさか長年の不倫関係にあるとは誰も思わなかった。
「あの二人動機だから仲いいよね。昔は派手に遊んでたらしいよ。」
という話は聞こえてくるが、男女の関係にあるとは思っていないようだった。
健三は還暦を迎える年、部長になった。
取締役になれるほどの器ではなかったが、そこそこのワークスタイルを過ごしてきたと自負していた。
部長になるとき、健三は次長に裕子を推薦していたから、最後の1年は裕子とは部長と部次長のペアを組んでいた。
十数年、週1回程度の不倫情事を繰り返していた健三と裕子は、700回以上の性交をしていることになるから息もぴったりだった。
裕子は特に、四十路半ば以降は、夫よりも健三との性交が圧倒的に多く、女唇がドドメ色になったのは健三の男根によるところが大きい。
「裕子、俺も今年で定年だ。長いようで短かったなあ。」
「私も来年で終わり・・・」
「俺達の関係も、そろそろ・・・だな・・・」
「そうね・・・最後は夫婦で幸せな人生を閉じたいものね・・・」
そんなことを言いつつも、週1回の逢瀬は続いていた。
※元投稿はこちら >>