女性トイレの一番奥に入りカギを掛ける。
二人の他に誰もいないトイレにカチャンという音が響く。
しばらく動きを止める二人。
無音の時間が流れる。
陽子は自分の脈拍が聞こえそうなくらいドキドキしていた。
男と女性トイレで二人きり。
今ならまだ引き返せる・・・そんな考えがよぎった瞬間、男が陽子の胸を鷲掴みにした。
そして陽子の体を抱き締めると唇を重ね、男の手は陽子お尻へと回された。
キスをしながらお尻を揉まれるうちに陽子の中から貞操観念や常識が消えていった。
抱き締められた陽子は少し腰を引くと男の股間へと手を伸ばした。
男の舌をいとおしく吸い付き、舐め回しながら男の股間を優しくさする。
やがて陽子の白く細い指は男のズボンのファスナーにたどり着いた。
ゆっくりファスナーを下げる。
開いた中に手を忍び込ませる。
【この布地一枚の向こう側にアレがあるのね・・・】
男唾液を飲み込みながら陽子はワンピースの裾を引っ張り上げ腰の辺りでまとめた。
「そこまで上げるなら脱いじゃってよ」
言い終わらないうちに男は陽子のワンピースを剥ぎ取った。
そして素早くブラジャーのホックに手を掛けるとそれを外し、陽子から奪い取った。
【もう後戻り出来ない・・・】
陽子は覚悟を決め、男の前にしゃがみこむとベルトを緩め、ズボンのボタンを外し、男のパンツと共に下ろした。
目の前にそそりたつ男の肉棒が表れた。
トイレの弱い光に照らされて先端からは透明な粘液が滴り出していた。
恐る恐る舌を出すと陽子はその粘液の滴を舐めた。
口の中にほんのりとした塩味が広がる。
そして鼻を突く公衆トイレと混ざった男の臭い。
そんな非現実的な、不潔な空間が陽子の淫らな気持ちを一層引き立てていった。
【昨日までの自分とはまったく違う自分になるのね・・・】
男の顔を見上げる。
一瞬、男の顔に支配者になったかのような嫌なにやけた表情が見えた気がした。
男の手が陽子の頭を掴み、自分の股間へと導いていく。
抵抗することもなく陽子は唇を開いた。
つるりとした亀頭が口の中に入ってきた。
【あなた・・・ごめんなさい】
陽子は心の中で夫に詫びていた。
申し訳ない、そんな気持ちになりながら陽子は男の肉棒の先端に舌を絡ませた。
右手を根元に添えると優しく前後にしごいた。
男の肉棒からはしょっぱい粘液が溢れてくる。
陽子は粘液を舌で舐め上げては肉棒に擦り付け口の中は唾液と粘液で満たされていった。
溢れそうになると喉を鳴らしゴクッと飲み込む。
亀頭を優しく、時には強く舌で愛撫する。
陽子は顔を少し男に近付けた。
陽子の口の中を肉棒が占領する。
肉棒の裏側を陽子の舌が右から左、左から右へと忙しく這い回る。
そしてゆっくりと前後に頭を動かし始めた。
愛する男のソレをいとおしく愛撫するように名前すら知らぬ男の洗ってもいない肉棒をくわえこむ。
悪臭の中、見知らぬ男の肉棒を舐め上げてている自分に陽子は強い興奮を覚えた。
陽子の体が女の反応をし始めた。
膣が無意識に収縮し、奥から粘液が溢れだしている。
【やだ、すごく興奮してる・・・この人が・・・欲しい】
音を立てないように頭はゆっくりと動かし舌は忙しく肉棒を舐め回す。
次第に男の呼吸が激しくなる。
小声で男が囁いた。
「そんなにされたらイッちゃうよ」
陽子は男を見上げ頷いた。
そして頭の動きを早めた。
「あっ、陽子さん、イク・・・」
男の肉棒が強く脈打つと陽子の口いっぱいに精液が放出された。
ドクッドクッ・・・何度も何度も押し寄せる波のように絞り出される精液。
陽子の残らず飲み干した。
優しく右手でしごきながら口から肉棒を離し、男の顔を見上げる。
男は目を閉じて何かを耐えているようだった。
そして男の口から「うっ・・・」と声が漏れた瞬間、美しい陽子の顔に男の精液が飛び散った。
陽子の口から顎、首、胸にかけて精液が流れている。
あわててトイレットペーパーを取ると綺麗に拭き取った。
「いっぱい出してくれたね。気持ち良かった?」
「ええ、最高でした。次はこっちに」
男は陽子の下着の中に手を滑り込ませた。
「あっ・・・ダメ、ここじゃ」
陽子は腕を引き抜くとブラジャーをせずにワンピースを着てバックから出したカーディガンを羽織った。
男はズボンを上げながら「じゃあこの後は?」と小声で訪ねた。
「んー、お腹空いちゃったけど取り敢えずここから出ないとね」
そう言うと陽子はカギを外し、一人で外に出た。
陽子はトイレの周りを見まわすと中に向かって「大丈夫よ」と声をかけた。
すぐさま男が表れ、二人でトイレから離れていった。
「じゃあどこか入りましょう。食べたい物はありますか?」
「イタリアンがいいかしら」
二人は少し歩いた所でイタリア国旗の掲げられたレストランを見つけた。
食事中、陽子は飲み慣れないワインを飲んだ。
顔から首、胸元まで赤く染まる。
「あっ、陽子さん・・・」
男が急にそわそわし始めた。
「えっ、何、どうしたの?」
「その・・・さっき飛んじゃった所が白くなってて・・・」
先程口から胸にかけて飛び散った精液の跡が白くなってしまっているらしい。
「急いで出ないと」
食事を終えた陽子は先に店の外に出て支払いを済ませた男を待った。
「それじゃ行きますか」
店を出てきた男の腕に自分の腕を絡ませた。
「駅の反対側にあるんですよね、ホテル・・・」
「えっ、陽子さんよくご存じで」
陽子は男の言葉を無視してホテル街に足を向けた。
ブーンブーン。
鞄からバイブ音が聞こえた。
陽子はスマホを取りだしメールを開いた。
『今夜は遅くなる。先に眠ってくれ』
「ご主人から?」
男の問に陽子は「うん、今日は遅くなるって」と答えた。
ほどなくして二人はホテル街に到着した。
かなり混んでいたがなんとか空いている部屋を見つけた。
部屋に入るとお互いの服を脱がせた。
「なんでこんな綺麗な人が出会い系なんかに?」
陽子の目を見つめる男に「だって・・・夫にも・・・知ってる人にもスケベな女だと思われたくないから・・・」
「そっか、そういう理由で使う人もいるんだね。じゃあ今日は陽子さんの本当の姿を見せてもらおうか」男が優しく耳元で囁く。
陽子は恥ずかしそうに小さく頷いた。
「シャワーはいいよね?」
小さく頷く陽子。
男のリードでベッドに寝かされる陽子。
男は陽子の体に覆い被さると首筋、胸に舌を這わせた。
そしてしつこいくらいに陽子の乳首を舐めた。
「ハアッ・・・」
耐えきれずため息が漏れる陽子。
やがて男の攻めは陽子の繁みに訪れた。
愛液で溢れている陽子の繁みは男の指の侵入を防ぐようにきつく閉じられている。
男が無理やりこじ開けるようなことはせず割れ目に丁寧に指を這わせた。
そして陽子の弱い所、陰核を探り当てると指先で優しく刺激した。
「あっ・・・ダメ・・・」
陽子の腰が自分の意思とは無関係に動き出した。
「ダメじゃないだろ?ここが好きなんだろ?」
男は指先に力を入れ強めに陰核を弾いた。
「アアン・・・」陽子の足が少し緩む。
男はそのタイミングを逃さず指を走らせ膣口を探り当てた。
「こんなに濡らして・・・もうビショビショじゃないか。欲しいんだろ?」
男から顔を背けて頷く。
「よし、素直でいい子だ、さあ、足から力を抜いて、開いてごらん」
「いや・・・着けて」
「何を言ってるんだい?これが欲しいんだろ?さあ、足を開くんだ」
男は自分の左手で陽子の右手を掴み、肉棒を握らせると右手で陽子の秘部を激しく愛撫した。
「いやぁぁ・・・ダメ、お願い、着けて」
言葉とは裏腹に力の抜けた足は男の侵入を許し、男は肉棒を陽子の膣口にあてがった。
「本当に嫌なのかい?」
「だって・・・」
「これでもかな?」
男は肉棒の裏筋で陽子の陰核を擦り上げた。
そして陽子の割れ目を亀頭で何往復も擦り、アナルまで愛撫した。
「ダメよ、だって怖いもの・・・」
「そうか、それならこれだけで満足するんだな」
男は肉棒を掴むと陽子の陰核、膣口を強く擦り回した。
「お願い、着けて・・・」
そういう陽子の体は男の肉棒を求め腰が浮き上がって今にも自分から迎え入れそうな動きをしている。
「もう一回だけ聞くよ。これが欲しいんだろ?今すぐ入れて欲しいんだろ?」
今の陽子に断ることは出来なかった・・・
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