男は陽子を抱き締めた。
二言三言、言葉を交わしているようだ。
陽子の腕が男の背中に回らないのがせめてもの救いだった。
男は陽子の首筋にキスをし、背中のホックに指をかけるとブラジャーが弾けた。
二人の間に少し隙間が出来ると男は肩紐を腕から外し、ブラジャーを抜き去った。
再び唇を重ねあう二人。
男の両手が陽子の形の良い尻を撫で回す。
そして割れ目に指を忍ばせると陽子の体がビクンと反応した。
男は執拗に陽子の割れ目を刺激した。
体を細かく震わせる陽子。
耐えかねたかのように男の耳元で言葉を発しているようだ。
頷く男。
陽子は男から離れるとシャツのボタンに手を伸ばし、ベルトを外し、男を裸にした。
男はベッドに横になった。
陽子は横になった男の足の間に恥ずかしそうに座った。
細く美しい指が男の肉棒をそっと握る。
勝ち誇ったらような男の横顔がここからでも確認できた。
ゆっくりと右手を動かしながら会話を交わす二人。
陽子の手の中で大きさを増す男の肉棒。
陽子の左手が髪の毛をかき上げる。
整った陽子の横顔がよく見える。
【やめてくれ!今ならまだやり直せる!そこまでにしてくれ!】
叶うはずもない願いを淳は心の中で叫んだ。
ここで乗り込んで行くべきか。
しかし既に不法侵入状態だ。
それに今出ていって何て言う?俺の女房を返せか?
握り締めた拳が痛みを発している。
そんなことをしているうちに陽子の顔が男の肉棒に近付いた。
次の瞬間、陽子の小さな口が開き中からピンク色の舌が伸びてきた。
陽子の舌が男の肉棒に絡み付く。
根元から舐め上げ、頂点で割れ目を愛撫する。
スローモーションのようにゆっくりと陽子の舌は男の肉棒を上下した。
【あぁ・・・嘘だろ・・・お前は俺の女房なんだぞ・・・】
全身から力が抜けた。
この世の全てを破壊するスイッチが手元にあったらすぐにでも押してしまいたい気分だ。
その場にしゃがんでいるのがやっとだった。
気が遠くなるのを必死でこらえた。
【何て事だ・・・陽子が浮気をするなんて】
怒りと屈辱で涙が溢れそうだ。
【あの陽子が・・・健気で控え目で美しかった陽子が。あの淫らな顔は俺だけに見せるものじゃなかったのか・・・】
自分の大切なものが汚されてしまった。
いや、当たり前だと思っていたものがいかに大切だったかを思い知った。
淳の頬を涙が流れた。
一方陽子はいまだに男の肉棒を舐め続けている。
男が何かを言ったようだ。
陽子は優しく微笑み小さく顔を横に振った。
そして小さな口を開くとゆっくりと男の肉棒を飲み込んでいった。
髪をかきあげているためどんな表情で肉棒をほうばっているかよく見える。
【なんだ!満たされたような幸せな顔をしやがって!】
涙を流しながら歯を食いしばる淳。
明るい部屋の中、男の足の間に膝まづく陽子。
暫く男の肉棒を味わうと肉棒から口を離し、男と会話を交わす。
陽子は恥ずかしそうに男から目線を外し嬉しそうに微笑んで頷いた。
男を跨ぐように立ち上がると男は足を閉じた。
男を跨いで膝を着く陽子。
【もうたくさんだ・・・やめてくれ陽子・・・】
そんな思いをよそに淳の体にある変化が起きていた。
最愛の妻を寝とられる瞬間、淳は勃起していた。
自分の妻が見知らぬ男と愛し合うのを見て興奮していたのだった。
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