寝取られ?のお手伝い その7
「お~い、いつまで入ってるんだい?」
部屋からのこんな声に二人が一瞬固まり、目が合い、そしてケラケラと笑い出してしまった。
「ごめんなさ~い、彼が緊張してて、まだ体も洗ってないの~」
奥様がとっさにこう答えてくれました。
「はっはっは、それは仕方ないな~。早めになぁ~」
「はぁい」
奥様は私を見て、軽くウインクしてくれました。
場慣れしているのか、それとも聡明なのか、奥様が上手く切り返してくれたお陰で、険悪にならずその場を乗り切ることができました。
「急いで体洗おっか」
奥様に促され、お互いに体を洗いました。
「よし、綺麗になったし出よっか」
そういうと先に奥様が立ち上がり、浴槽を出ようとしました。
「ん?」
私は、後ろから奥様をギュっと抱きしめました。
「あの~、当たってるんだけど、お尻に・・・」
奥様の言葉に耳を貸さず、耳に息を吹きかけました。
「あっ・・・」
続いて、甘噛み。
「ん・・・」
うなじに舌を這わす。
「はぁん・・・」
ここで奥様から離れ、手をとり、脱衣室に向かいました。
私が呼ばれた目的を思い出し、少しでも情報を得ようと、奥様の性感帯となりうる所を探ってみたのです。
(今更遅いような気もしたのですが・・・)
「もう・・・」
奥様は、呆れ顔で私に引かれるまま脱衣室に着いてきました。
「遅かったなぁ、緊張せんでもええのに」
「いえいえ、あんな綺麗な方とお風呂に入るんですから、緊張もしますよ」
「お世辞でも嬉しいな」
「いえ、お世辞ではなく、本音ですよ」
ご機嫌をとるつもりはなく、素直に言葉にしました。
旦那様もニコニコと受け答えしてくれ、和やかな雰囲気で会話が続きました。
「本題に入るけど、いくつか約束してほしいことがある。もちろん、こちらが提示する内容に合意できなかったり、不満があれば言ってもらえばいいし、なんなら断ってもらってもいい。」
少しシリアスな表情で旦那様はこうおっしゃいました。
提示された条件はこうでした。
①ゴムは必ず着用
②アナルは禁止
③痛い・汚い・奥様が嫌がる行為は禁止
④キス・フェラはOK
⑤後日夫婦で楽しむため、ビデオ撮影させてもらう。当然、流出したりはしない。
⑥今回の件は、他言無用。
⑦成果に関わらず、謝礼を受け取ること。
引っかかったのは、⑦でした。(⑤はなぜか引っかかりませんでした)
「あの、旦那様、謝礼とは?そのようなものは受け取れないですよ」
「いやいや、これは受け取ってもらわないと」
「でも・・・」
「いいかい、内容はともかく、私達は君の貴重な時間を拘束するんだよ。それに見合う対価・謝礼を支払うのは当然だし、社会では当たり前のことじゃないかい?」
「しかし・・・」
「どうする、やめるかい?」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「やります」
あんな素敵な奥様と交わり、更に謝礼も頂けるのだから、本来断る理由はないのです。
何がわたしをそう考えさせたのか、今も分かりません。
「ありがとう、断られたらどうしようか思ったわ」
旦那様はそう言うと、豪快に笑い、わたしの肩をバンバン叩きました。
本当に気さくな方でした。
でも、下品さはなく、どこか上品で雰囲気があるというかオーラがあるというか、一般の人とは何かが違う感じがしました。
「頼むで。起たせてや」
そっと囁かれたこの言葉に、忘れていたプレッシャーが舞い戻ってきました・・・
続く・・・
※元投稿はこちら >>