床から天井まで届いている大きなガラス窓の外には、夜空の星よりもはるかに目映い、大都会の夜景が広がっています。でも、あたしはもう、それを眺めてはいません。
あたしの目に映るのは...
手に手にお酒のグラスを持ってあたしを見つめている、大勢の裸の男女。
男性はほとんどがビキニパンツやブリーフ姿。女性はパンティーとブラだけの人もいれば、シースルーのキャミソールを着ている人もいます。そしてみなさん、アゲハ蝶のような形をしたアイマスクをつけています。
大きな姿見が3つ、あたしに向けて置いてあり、その鏡に映る自分の姿を... 恥ずかしいのに、どうしても見てしまいます。
あたし、金のラメの入ったワインレッドのアイマスクと、太ももの付け根近くまでの長さの黒い網のソックス以外は一切何も身につけていない姿で、三角木馬にまたがっているんです。
いいえ、もうひとつ、身につけていると言えば...
胸の周りを縄で縛られ、後ろ手に両手を縛られているんです。白くやわらかい肌に縄が食い込み、その間から、Fカップのおっぱいがぶるん!と飛び出しています。そして両方の乳首は、木製のレトロな洗濯バサミで挟まれています。
ソファに座ったカップル... 中年の白髪混じりの男性の股間はすっかり膨らんでいて、薄くぴったりしたビキニパンツなので、反り返ったペニスの形がはっきりと浮き出ています。それを、隣に座った茶髪のロングヘアーの若い女性が、ほっそりとした指先でゆっくりとさすっています。ふたりとも、木馬に乗って身をよじるあたしを見つめたまま。
木馬の高さは絶妙に調整されていて、あたしが脚をまっすぐ伸ばして爪先立てば、なんとか台座に届きます。でもすぐに疲れて膝が曲がってしまい、木馬の天辺が、むき出しのあたしの秘部に食い込みます。
「いやぁ、それにしても、きれいな奥さんだね。」
「うん、いいわね、あの肌と、おおきなおっぱい。うらやましいな。」
「それに、あの切なそうな表情。いいねぇ。」
近くに立っている男女がささやきます。
木馬の天辺の角度は、きっと綿密に考えて作られているんでしょう。初めて見た時は怖かったのですが、実際にまたがると、それほど痛くありませんでした。でも、時間がたつと...
あそこにかかる体重を少しでも減らそうと、脚を伸ばすんですけど、すぐに膝ががくがくしてきます。そして、思わず声が... 切ないため息がもれてしまうんです。そして身をくねらせてしまいます。
あたしの女性器が当たる20センチほどの部分は、黒くてざらざらした、ゴムのような樹脂でできています。後でわかるんですけど、バイブが内蔵されているんです。
「...あぁ、...はぁ、...はぁ、」
あ、だめ。男性があたしの背後にまわって、間近でしげしげと股間を見つめます。
「うーん、すばらしい。奥さん、お尻の穴も、とってもきれいですね。」
いや、言わないで...!
あたしがまたがる木馬には、例によってプレートが。
34才 既婚
身長 156cm Fカップ
産地・新潟 中出し・○
そうなんです。
あたし、あの高級マンションで密かに行われる夜会に、戻って来たんです。主催者さんの申し出を受けて。ここでは言えませんが、かなりの報酬を頂いて、大勢の前でこんな恥ずかしい姿を晒し、この後、抱かれるんです。希望する方なら、全員に。
言い方はいろいろあるでしょうけど... 娼婦です。
一夜限りの、高級娼婦。
ほんの数年前までは、浮気もしたことのない平凡でおとなしい主婦でした。そんなあたしが、人前で全裸になって股間に木馬を喰い込ませ、口とあそこからよだれを垂らして、身をくねらせているんです。
絶対に安全な日を選んで中出しをOKすると、もらえるお金も大幅に増えました。
でも、お金が欲しかったわけじゃないんです。
主人はちゃんと稼いでくれているし、便利な場所に住んでいるので車の購入も考えていません。あたしも主人も高級ブランド品などに興味がなく、あたしが働いているのも、子供がなくて時間があるからです。子供ができた時に備えて学費などの積み立ても着々と進んでいます。
あたしが参加した理由は...
からだが、うずいたからです。
あの晩ここで、拘束椅子に縛り付けられ、広げた脚を固定された姿で男性に挿入されている女の人たちを見た時から... あんなことをされたい、あの温泉の時のように、衆人環視の中で犯されたいという願望が、むくむくと膨らんでいたんです。
武本さんからオファーの話しを聞いたその日の晩から、この時を夢見て自分をさわるようになっていたんです。
「...ああっ!」
思わず叫びました。
木馬の背後であたしの肛門を観賞していた男性が、内蔵バイブのスイッチをいれたんです。
「...あ、...ああ、...あ、あっ、あっ、あっ、あっ...!」
ああ、だめ、もう、だめなの...
太ももがぎゅうっと閉じて、木馬を締め付けます。手を後ろに縛られているので、よだれがあごを伝うのを拭くこともできません。
周囲の男女が一斉に身を乗り出して、食い入るように、身悶えし苦悶の表情を浮かべるあたしを、見つめます。この中に主催者さんもいます。多分身分のある方なのでしょう。自己紹介なども一切ありません。
ああ、もう、いきそう。すぐにいっちゃいそう。だって、もうずっとこんなはしたない姿をみなさんに見られて、焦らされて、感じ続けていたんですから。
はふん、はふん、といった感じの、文字にできない声が、自分の開いた口からもれています。男性が近寄り、右乳首の洗濯バサミを、ぷるんと指ではじきました。
「...ああん!」
腰ががくがく動きます。
ジーンという、かすかな音。でも、その振動は、かすかなんてものじゃありません。
今日もここに一緒に来てくれた武本さん。彼の横には、小柄でグラマーな女性が。薄い水色のベイビードールを着て、透けて見える乳首は、ぷっくりとふくらんでいます。アイマスクでぱっちりとした目が見えなくても、あたしには誰かわかります。以前温泉宿で一緒になった、里香さんです。
里香さん、たまらなくなったのか、武本さんの足元にひざまづいて、彼の黒いブリーフを下ろしました。あたしがよく知っている、ちょっとむきむきした、おちんちん。ぴん!と反り返って、先端が透明な液で濡れています。里香さん、おいしそうにしゃぶりつきました。その頭を、武本さんの手がやさしくなでています。例の温泉宿での艶会を開いた「社長さん」も、来ています。
武本さんにねっとりしたフェラを続ける里香さん。その隣の鏡に映る、自分の姿...
後ろ手のまま背中を反らせて、大きな口を開け、首を左右に振っています。縄の間から飛び出ているおっぱいが、ぷるんぷるんと揺れ、知らず知らずのうちに腰が前後にくねっています。
「...あぁん、...あぁ、あああ、だめ... い、いきそう...!」
これ、あたしの声...?
ソファに座っていたおじさまが、同伴の若い女性を床に四つん這いにさせ、背後から挿入しようとしています。
「..出しちゃったらだめよ。あの奥さんと、あとでしたいんでしょ?」
「できるよ、たぶん。」
彼女の細い腰のくびれ、とってもステキ...
そして男性が後ろから挿入し、彼女のきれいな顔が紅く染まります。ぱん!ぱん!とお尻を打つ音とともに、そのしなやかなからだが揺れ、「ああん」という嬌声が...。
でも、あたしにはそれをゆっくり見ている余裕はありません。
もう上半身は びくん!びくん!と跳ね、あたしのはずかしい蜜で、木馬の背はぬるぬるです。
「...ああ、...ああぁ、...だ、...あぁ、だめ、いく、...いっちゃうぅぅ!!」
何度か頭が真っ白になった後、ぼんやり遠のいた意識が少しずつ戻ってくる中で、あたし、自分のからだがふわりと浮き上がるのを感じました。
ワイシャツに蝶ネクタイの屈強な男性がふたりで、あたしを木馬から持ち上げたんです。後ろには例の、拘束椅子...。
股間のふくらみを手でさすりながら、男性たちが熱っぽい眼差しで、あたしを見つめています。
< 続く >
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