一週間前にあんなことがあったのに、おばさんは普段と代わりなく、訪ねてきた隣の男の子として僕に立ち振舞いました。もう、忘れてしまったかのようです。
『どしたの?』と声を掛けられました。『この前、Hしたから、今日も。』『旦那さんがいないみたいなので、うまくやればまた今日も。』
そんな本音をしまい込み、『別に用は…。』と答えました。しかし、こんな状況です。下心見え見えと思われても当然です。
『おばちゃん、今からお掃除や洗濯するから。』と軽くあしらわれ、『ああ、そう…。』と言い引き下がることにします。僕が甘かったんですね。
すると、『お茶でも飲んで帰り。』と言われ、家の中に入れてもらえることに。諦めかけていた僕は、期待しながら入ります。
小学生の時に数回入ったこの家。なのに、間取りもちゃんと覚えていました。玄関入って、廊下に階段、奥にお風呂、リビングがあって隣にキッチン。
昔見た光景でした。リビングのイスに座り、キッチンからおばさんが紅茶を入れてきました。それを渡すと、おばさんは言っていた通りに家事に消えました。
ただただカップを片手に紅茶を飲み、おばさんの行動を監視しています。人の気も知らず、おばさんは家事を続けていました。
そこで、僕の妄想が始まります。2階は、右が夫婦の寝室で、左が同級生の部屋。何年も前の記憶ですが、変わってなければ、そのはずです。
『寝室でやると、夜旦那さんに疑われるかも。』『同級生の部屋なら、それはそれで面白いかも。』と妄想は膨らみました。
洗濯が終わり、おばさんは2階に消えました。いつも、2階に干しているのは、僕の家からも見えるので知っています。
足音をたてずに、階段を上ります。寝室の扉が開いていて、ベランダで洗濯物を干しているおばさんがいました。
しばらく階段の陰から、おばさんを見ていました。昔から見ているおばさんの姿でした。あの女性と、こうなったことを不思議にも思えます。
おばさんが干し終えて、部屋に戻って来ました。『覗き見はいかんよ。』と言われ、全部バレていたようです。
見つかっていたことがとても恥ずかしく、諦めて階段を上りきり、彼女の前に姿を現しました。『バレてた?』と赤い顔をして答えます。
『知ってるわぁ。』と当たり前のように答えられます。彼女は寝室、僕は廊下で話をしているので、少し距離もあり、会話にも余裕がありました。
洗濯カゴを持とうとする彼女、何気に一歩寝室に足を踏み入れてしまった僕。今考えたら、絶妙のタイミングだったと思います。
少しズレると、彼女はそのまま出ていき、僕は見送る形になっていたと思う。それが、カゴを拾い上げてると、僕が入っていて、逃げ場がなくなったのです。
僕も何気ない一歩でした。しかし、彼女の『この子、来た。』と言う雰囲気を感じた時、なんとも言えない気持ちが芽生えました。
彼女は、カゴを片手にこっちを見ていました。きっと、『どうするの?』と思っていたと思います。それに気づくのに、僕が一歩遅れました。
彼女の顔を見て、気がついたのですから。夫婦の寝室で、大きなベッドがあり、スペースも狭いです。一気に距離が近づきました。
『おばちゃんからは行けんよ…。』、最高の誘い文句でした。この重い雰囲気の中、おばさんは最高の台詞を吐いてくれました。
すぐに駆け寄り、抱き締めました。洗濯カゴは投げ出され、その手は僕の背中に回ります。おばさんも忘れてなかったのだと思います。
狂ったようなディープなキスでした。すぐに、お互いの唇がだ液まみれになります。彼女の体をベッドに押し倒そうとした時でした。
『おばちゃん、汚ないからシャワーしてくるわ。』と言います。『うん。』と答えたのですが、『なら、お風呂入れて。一緒に入りたい。』と提案します。
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