女は長老からの、見に覚えもない邪気とかを
決めつけて、全裸にされ、ずいきを入れられ、あげくの果てには、潮まで吹かされた。
そして、最後の務めと、精を受けよと。。。
(この長老と。。。するの。。。嫌。。。)
「このしきたりは、夏と秋の祭の年に2回行われる。よそものが、いないときは、後家が筆下ろし。いるときはわしが邪気を祓うてから、精を放つのじゃ。その精を放つのは、今日の祭りに携わった男の中から一人。今晩、あんたの家に夜這いを掛けさせる。あんたは黙って、それを受け入れよ。神聖な精を受けるのじゃ。良いか?黙って受け入れるのじゃ。」
「。。。そ、それは。。。」
「まだ、わからぬか。あれほどの邪気を持っておったのに。」
「わ、わかりました。長老さま。。」
「今晩1回のみじゃ。誰が精を放つかは、わしが今から決める。今晩、夜這いをかけた男に身を委ねよ。良いな?」
「は、はい。長老さまの言うとおりに。」
「良し。それでよい。このまま真っ直ぐに家に帰り、風呂に入って身体を清め、静かに待つがよい。」
「わかりました。ありがとうございました。」
女は部屋を後にし、言われた通り家へ戻った。
《おい!出てきたぞ。お前の嫁。》
「ああ。」
《何だか浮かない顔してるぞ。》
「ああ。」
『そりゃそうだろ。今晩は、祭りに携わった男の中から、夜這いをかけられるんだからな。嫁はもちろん、こいつもたまらんだろうに。』
《そ、それもそうだな。しかし、長老は誰を指名するのやら。。。》
「そうだな。俺達3人でないことを願うしかないよ。」
《そ、そうだな。。。》
「今晩は飲んで忘れるぞ。みんな、付き合ってくれよ。な。」
『も、もちろんだとも。4人で潰れるまで飲んでな。』
そして、女の亭主が席を外したら。。。
『おい。今晩の夜這いは誰なんか知ってるか?』
《まだ、聞いてねえなあ。》
「うん。さっきはこの中の3人でないことをとか言ったけど、やっぱり、あの女と。。。」
《た、確かに。俺達はあの身体を昨日の夜に見てしまったからな。》
『ああ。あれは我慢ならねえ。最高の女だ。』
「ああ。あとは誰が長老に声を掛けられるかだな。」
《俺に。。。俺に。。。》
「いや、俺だよ俺。」
『お前らなあ。。。ひょっとして俺かも?』
そして、祭りも終わり、長老の挨拶に。
「皆の衆。今日の祭りは盛大に終わったようだ。これで秋の豊作も間違いないだろう。五穀豊穣の秋になるのを皆で願おう。最後に、今夜はしきたりの儀を行わなければならない。今夜のしきたりの儀は。。。。」
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