あの翌週も夫は瀬戸さんを連れて来たんですけど、その時はもう一人他の社員の方がいました。
瀬戸さんはお仕事に真剣で忙しいので、昼間に時間を作ってうちに現れるようなことはありません。
そしてさらに2週間。やっと、待ちに待った機会が訪れました。
リビングでプロ野球の話が盛り上がっている間に、前に瀬戸さんに渡された小さな錠剤を、すり鉢で粉にします。そしてそれを、グラスの中へ。
「紗江子ぉ、ビール、もう一本頼む...。」
声の調子で、もうかなり酔っていることがわかります。
冷蔵庫から新しいビンを取り出して栓を開け、グラスに注ぎこみます。白いロゴマークの入ったグラスが、睡眠導入剤入り。もうひとつの無地のグラスが瀬戸さん用です。
お盆にグラスとビンを載せ、リビングに行くと、紅い顔した夫はすっかり上機嫌です。
「おお、すまんな。」
やさしい夫は、部下の前でもあたしに威張ったりしません。
「あなた、飲み過ぎじゃありません?」
「まだ大丈夫だよ。なぁ。」
にこにこしてる瀬戸さんに目配せしながら、薬を溶かした方のグラスを夫の前へ。ドキドキします。
こんなやさしい夫を裏切って、腹心の部下と関係を持ってしまったなんて。
汚れたグラスや皿と空のビールビンを下げ、キッチンで洗い物をしていると...
夫の声が、だんだんゆっくり、低くなってゆきます。いつもと同じ。ろれつがまわってません。もう眠りに落ちるころです。
そっとあたし、ポケットから、むかし夫が買ってくれた太ももの真ん中ぐらいまでの網のストッキングを取り出して、履きました。目の細かい黒い網のストッキング。縁のゴムの部分は濃いピンクのフリルになってます。セクシーな下着を、ひさしぶりに男性に見てもらいたくて。
そして、約15分。やがてリビングがすっかり静かになり、
「...部長? ...部長!」
と、瀬戸さんの声。
瀬戸さんが席を立って、キッチンに来ました。
「寝ちゃいましたよ。」
そしてあたしを背後から抱きすくめます。首筋に、熱いキス。
背筋がぞくぞくっと震え、内股になります。ずっと、待っていました。3週間、この瞬間を。
瀬戸さんに、ささやきます。
「...あたし、今日... 安全日なんです...」
瀬戸さんの顔が輝きます。
二人でリビングへ。用心して、夫に近付きました。
「あなた、起きてください。」
すでにイビキをかいている夫。こうなってはもう、テコでも起きないはずです。
「あなた、ベッドに行きます?」
けっこう大きな声で言って、肩をゆすりました。
瀬戸さんも、どうしても確かめたいみたいです。夫に顔を近づけて、はっきりとした口調で言いました。
「部長、大変です。本社からメールで、工場で事故があったそうですよ!」
寝たふりなんかするわけないんですけど。夫は無反応です。
瀬戸さんを振り返ると、その場で抱きしめられ、唇を奪われました。
たくましい瀬戸さんのからだを押し返し、ささやきます。
「...寝室へ...」
瀬戸さん、また荒々しくあたしを抱きすくめます。
「...奥さん...!」
圧倒的な強さで、あっと言う間に床に押し倒されました。
「...あ、だめ、ここじゃ...」
唇を唇でふさがれました。片方の乳房を荒々しく揉まれます。
「...あぁ!」
「...奥さん... ステキだ...」
スカートを捲り上げられ、網のストッキングを見られました。小さな白いレースのパンティーまで、まる出しです。
「...瀬戸さん、...あぁ、ねぇ、寝室へ...」
声を必死で押し殺しながら、揉み合います。瀬戸さんの指がパンティーにかかり、するっ!とひざ下へ。
夫がすぐ横で眠っています。
「...だ、だめ... ここじゃ...!」
「...はぁ、...奥さん... ステキだ...」
びりっ、プチン!と音がして、ブラウスのボタンが2つ飛びました。ブラウスを捲り上げ、目にも留まらぬ速技で、ブラのフロントホックを外され、瀬戸さんが夢中でおっぱいにしゃぶりつきます。
「...ああ、...はぁ、...ああっ...」
「あぁ、奥さん、はぁ、す、ステキだ...」
すぐ隣で横になって寝息をたてる夫。万が一にでも、今 目を開けたら...
でも、あたし... あたしも夢中で、乳房を荒々しく揉みしだき、乳首を強く吸い続ける瀬戸さんの髪に、指を絡ませていました。
あぁ、夫が... すぐ隣で寝てるのに...!
瀬戸さんがあたしのブラウスを引っ張り上げて、脱がせました。
間髪を入れず、今度は手がスカートへ。
「...ちょ、瀬戸さん、あ、だめ...」
スカートも脱がされました。
ああ、あたし、恥ずかしくて、ドキドキして、両手で顔を覆ってしまいました。
身につけているのは、もう、両脚の太ももまでの網のストッキングだけになってしまいました。
瀬戸さんの右手が、あたしの太ももの付け根へ。
「...ああっ...」
すっごく... 濡れてます。
股間全体がいつもより熱を持っているみたいなんですけど、さらにふっくらとした谷間の間から、ぬるぬるとした透明な蜜がたっぷりあふれ、お尻の穴や太ももの付け根を濡らしています。それを見てもうたまらず、瀬戸さんがスボンを脱ぎ棄て、下半身をさらけ出しました。
...あぁ... すごい...
そりかえっています。...瀬戸さんの、おちんちん...
あたしのあそこのように、先端がぬるぬるした液にまみれ、蛍光灯の光にキラリと光っています。
あ、灯りも、消さないと...!
でも瀬戸さんはそんなこと、構っていません。
盛りのついた動物のように...
...いいえ、そのものですね。盛りのついた、動物です。
盛りのついた、オスとメス。瀬戸さんと、あたし。
夢中で覆いかぶさってきました。あたし... 逃げるふりをしています。せめて寝室に行ってドアを閉めて、ベッドの上で... でも多分心の底で、無理やりこの場所で、眠る夫の隣で、犯されたいと願っているんです。
あっ、...ふ、太い...!
ぬるぬるのおまんこに、固く勃起したおちんちんの先が当たると、あっと言う間に、ぬぷぬぷっ!と貫かれました。
「...ああっ!!」
固く目を閉じ、瀬戸さんの大きな背中にしがみつきます。
だめ...! 声が、出ちゃう...!
獣のような瀬戸さんの息遣いと、目の前にぎらぎらと光る眼差し。
「...あっ... うぐっ... んんっ... あ、あ、」
「...はぁ、...はぁ、...お、...奥さん...」
なんて、たくましいからだ。
瀬戸さんの男根が膣を押し広げ、亀頭が子宮を突き動かします。
「...あん...、あっ、...むぐ、...あ、あ、だ、だめ、...ああっ...!」
瀬戸さん、あたしの両脚を持って大きく広げ、深く、奥深く、おちんちんを埋めて、腰を激しく前後させます。
あたし、片手で座布団を握り締め、もう片方の手はいつの間にかさっき脱がされたブラウスを探り当て、それを自分の口に当て、強く噛みしめているんです。
ぬぷっ、ずぼっ、ぬちゃぬちゃっ と、淫靡な音が響きます。
そして瀬戸さんの荒々しい息遣い。そして、必死でこらえようとしている、あたしの喘ぎ声。
「...んんっ あっ... あ、あぁ、あ、ああぁっっ...」
もうひとつ聞こえる音は... 夫の、寝息です。
...あ! 突然夫の顔がこちらへごろんと向き、心臓が止まりそうになりました。
でも瀬戸さんは夢中で、それに気づきもしません。
「...はぁ、お、奥さん ...すごい、いい...」
「...あぁ、...あ、...あ、あぁ、」
「...イ、イキそう、...お、おくさん、イキそうだ...!」
あたしの中で、おちんちんがぐぐっと太くなります。
あたし、悶絶して、必死で瀬戸さんの首にしがみつきます。
「...んんっ... あ、ああ、あああぁ...!」
あたしの奥深くで おちんちんが膨れ上がり、生温かいものが噴出しました。
瀬戸さんと、あたし...
夫の眠っているすぐ隣で、獣のように交尾してしまいました。
その後も、何度も 瀬戸さんと交わりました。
一度してしまうと、次からはもう、我慢できません。
夫も、その後も一度も目を覚まさないんです。なにしろ、薬を飲まなくても元々そうですから。
声を殺して、夫の背中を横目で見ながら、お腹の上に白いどろどろの液をどぴゅっと出されました。
夫の寝息を聞きながら瀬戸さんのモノをしゃぶり、口いっぱいに精液をあふれさせました。
どうせ絶対に目を覚まさないのだから、外出してホテルに行ってもいいんですけど、ふたりとも、そうはしません。一度寝室でセックスしたけど、瀬戸さん、やはり夫の寝ている横でするのが一番興奮するって、わかってしまったんです。それを強く拒めないあたしも、同じ変態なんですね、きっと。
今日も、酔ったうえに薬を盛られ、ぐっすりと眠りこける夫のすぐ隣で、あたしたち、交尾をしています。
刺激を求めてか一層大胆になり、ふたりとも服を脱ぎ捨てて、全裸です。
こちらに顔を向けて横たわり、寝息をたてている夫の方へあたしも顔を向けて、雌犬のように四つん這いになり、後ろから瀬戸さんにおちんちんを挿入されています。
今もし夫が目を開けたら、半開きの口からよだれを垂らしてヨガる、貞淑だったはずの妻の汗ばんだ顔が目の前です。そして ぶるんぶるんと揺れる、垂れ下がったおおきなおっぱい。その妻のむっちりした尻に両手の指を喰い込ませ、愛液にまみれた肉ひだに びんびんに勃起したペニスを深く挿入し、激しく腰を振り続けるのは、目をかけているお気に入りの若い部下。
はぁはぁと荒々しい息遣いで、瀬戸さんはあたしのお尻に 下腹部を 遠慮容赦なくぱん!ぱん!と打ちつけます。
「...ああん! ああ、せ、瀬戸さんっ... あ、あっ... あぁっ...」
ああん、今日も、太い... そして、固い... 瀬戸さんの、おちんちん...!
「...お、奥さん...! すごい、すごいよ... いい...!」
「...ああ、いい... もっと、瀬戸さん、もっとしてぇ...!
...あぁ、だめ、イク、...ま、また イッちゃうぅぅぅ!!」
こんなあぶないことが、すっかり快感になってしまって...
あたしたち、いつか やめられるんでしょうか...。
― おわり ―
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