あたし、意を決しました。すばやく身を振りほどくと、リビングとキッチンの間のドアに足音を忍ばせて駆け寄り、静かにドアを閉めたんです。
その合図を理解して、瀬戸さん、あたしを正面から抱き締めます。
夫と出会っていらい、初めてです。他の男性に触れられるのは。しかも、それが16才も年下の男性だなんて。
今年52才になった夫は、ここ数年は、月に数回しかあたしを抱いてくれなくなりました。布団の中で大きくなっても、あたしの中で動いている間に萎えてきて、一生懸命しゃぶってあげて、ようやく射精する程度です。
瀬戸さんの股間が、あたしの下腹部に押し付けられます。背が高いので、当たる位置も、高い...!
上を向いた棒状の塊りが、あたしのやわらかいおなかにこすりつけられ、次第にその硬さと長さを、増してゆきます。
あぁ、すごい...! でも、夫が...
このまま朝まで、夫は絶対に自然には目覚めない、それには自信があるんですけど、やっぱりちょっと不安。
夢中であたしのからだに自分のからだを押しつけながら、瀬戸さんの両手があたしのお尻をまさぐります。
強引に一歩身を引くと、急いで瀬戸さんの足元にしゃがんで、床に両膝をつきました。
「...奥さん?」
ズボンの上から、硬くなったイチモツを手でさすります。...あぁ、なんて固い...!
「これで我慢してください。ね?」
そう言って、ベルトを緩め、ホックを外し、ファスナーを開けて、ズボンを下ろしました。
トランクスの中のふくらみには、もう染みができています。
両手でトランクスを引き下げると、むあっとした生温かい匂いが立ち昇り、黒々とした茂みの中から、やや赤黒いペニスがピン!とそそり立っていました。
あぁ、すごい。この若く立派なモノを、あそこに... 入れてみたい...。
でも、早くしないと。
あたし、右手でその幹をさすりながら、透明な液がつーっと糸を引く先端を、大きく開けた口に頬張りました。
「...あっ...!」
瀬戸さんが小さく叫びます。
右手で根元を下へ向けてぐいぐいとしごきながら、左手で睾丸の袋をやさしく包み、唾液をたっぷりと塗りたくりながら、瀬戸さんのペニスを深く咥え、頭を上下に動かし続けます。早く終わらせないと。
「...はぁ、...あぁ、奥さん、き、気持ちいい... すごい...!」
瀬戸さんの熱い吐息。たくましい手が伸び、あたしの髪にその指が絡み、頭を強くつかまれました。
構わず、瀬戸さんの肉棒をしゃぶり続けます。
自分のよだれが幹を伝って流れ落ち、根元をさする右手を濡らしました。
のどの奥へ... 一番奥へ、ペニスを埋め、強く押さえつけます。
舌全体で強くねっとりと舐めながら、これ以上ないぐらい深く。
「...あぁ、お、奥さん、...すごい...!」
ペニスの付け根を強く締め付ける唇に、陰毛が触れて、鼻の先がくすぐったい...。
亀頭が、喉の奥にぐいぐいと当たります。昔はウエッと吐きだしそうになったものですけど、新婚時代に、慣れました。
あたしの頭をつかむ指に力がぐぐっと加わり、瀬戸さんが腰を折りました。
「ああっ...!」
喉の奥に、苦いくてネバネバしたものが、ぴゅっ!と。
そして、あとからあとから、どくん、どくんとあふれ出てきます。
うぐっとなるのを必死でこらえて、両手でペニスの根元と睾丸をさすり続けます。
最後の一滴を絞り出すと、大きなため息を吐いて、瀬戸さん、テーブルに片手をつきました。
あたしは立ち上がり、シンクに、瀬戸さんの精液と自分の唾液がまざった、白く濁ったものを、ぼたぼたと吐きだします。
急いで瀬戸さんを送り出した後、あたしは、匂いが残らないようシンクを丁寧に洗い、精液がこぼれてないかどうか床をしっかりとチェック。そしてリビングの脇で眠りこける夫の隣に横になって、寝顔をぼんやりと眺めていました。
あ、キスもしなかった...。
瀬戸さんだけ満足させて帰し、あたしはからだの火照りが、おさまりません。
あなた... あたし、浮気しちゃった。
部下の男根を咥えて、口の中で精液を全部絞り出し、これで貞節を守ったとは、とても言えませんものね。
夫を悦ばせたい一心で上達したフェラで、夫の一番可愛がってる瀬戸さんを...。
夫のいびきを聞きながら、指先を、妖しくふくらんだ股間の花びらに這わせます。
とっても、とてもたくさん、蜜があふれています。
あぁ、挿れて欲しかった、ここに...。あの、若さにはちきれんばかりのおちんちんを...。
声をひそめて、敏感なつぼみの上に中指の先端を走らせ、あたし、なんとか、絶頂に達しました。
このまま瀬戸さんと何の進展もなく終わるわけがないと、さすがにこの時、予感はしていたんです。
― 続く ―
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