「カオリさん、このまま挿れていんですか。」
「えっ、、、挿れてくれないの?」
「俺は良いですけど、カオリさんが大丈夫かなと。」
「優しいのね。」
そういうとカオリさんは少し難しい顔をして考え始めた。もともと即答で「挿れて」と懇願されると思っていたが、予想外の冷静さに、少し戸惑いを感じた。辞めるなら今だ。まだ最終ラインは超えていない。しかし、この状況で挿入を諦めることも本能的に出来ないだろうと感じた。
亀頭を外し、ふたたび指を淹れた。
「カオリさん、悩むなら今日は挿入はやめておきましょう。」
本番をしなくてもここまでの行為で、完全にアウトではある。それでも最期までいかなかったことが、今後の自分たちの関係を継続させるために必要なのだと思った。指を動かしながら、一瞬、会社のこと、家庭のことなども考えてしまった。
「あ、あん、あん、あん、あん・・・。」
リビングに響き渡る、歓喜の声と淫音。一度放出を終えたはずの陰茎は更に赤みがかり、先端からは汁が溢れ出ていた。かおりさんはこっちのきもちを察してか、右手を伸ばし撫でよようにちんこを扱き始めた。
「久しぶりに旦那以外のを食べられると思ったのにな。」
「最期までしちゃうと、つぎ会いづらくなりますよね。』
「そうね。。。お願い、指でいかせて」
その後、10分くらいだろうか、カオリさんは指の刺激で達し、自分も最後は口でいかされた。後から教えてもらったことが、この日の朝は、ケンカしたこともあり、少し弱気になっていた部分があったそうだ。結果的にその後、カオリさんとは会えたびに挿入だけはしないで、お互いの身体を慰め合うという不思議な関係が続いた。
さて、この初めての衝撃的な出会いもあって忘れていたが、カオリさんの家を出た時につい2時間前に見かけた男の姿を思い返した。
(誰だったかなぁ。)
その2へと続く
、
※元投稿はこちら >>