「あら、大変」
指でその粘性の高い液をすくうと、カオリさんはいやらしく舌で舐めてみせた。そして再び手を近づけると、根元からそっと指を這わし、その先端までの距離を測るように撫でてくる。思わず身体がピクリと硬直する。再び根元へと戻った指は今度は、その下の袋を撫で始めた。そして徐々に身体を倒し、顔を先端に近づけた。そっと舌で先端の割れ目を舐める。その割れ目からは先ほどからずっとタラタラと体液が溢れでていた。
「すごくやらしい。」
そう言うと、左手で全体をしごき始めた。舌は、チロチロと亀頭の柔らかい部分を舐め回していた。
「も、もういきそうです。」
あまりの気持ち良さに、年甲斐もなく、早々の到達を予告した。出来ることならこのままいきたいとさえ思った。ところが
「まだ駄目よ。」
手を止めてこちらを伺うカオリさんの目に、意地悪さというよりも無邪気さを感じ取った。そして少しの休憩を与えたかと思うと、またただしごき始めた。その手つきは本当に上手く、再び絶頂を迎える体勢へと導かれていた。
「いきたいの？」
そういうと、いよいよ先端の全体を口で包み込まれた。
（やばい、気持ち良すぎる。）
我慢するという思いは、その時は全くと行って良いほど頭になかった。リズミカルな手の動きと吸い付くような口の動きで、カンタンに発射してしまう。カオリさんはちょっと苦しい顔をしながら、繰り返し放出される精子を受け止めてくれた。
「いっぱい出たね～。」
「カオリさんの口は気持ち良すぎですよ。」
そういいながらも、ここまでの予測不可の事態に、夢なのではないかと自分を疑った。
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