右手の中指の感触に神経を集中させながら、先ほど確認した一つ目の敏感にところから、より奥に進めていく。硬くなっている奥の扉についに辿り着いた。先ほどまでの反応とはまた異なる、少し身悶えるような動きで、カオリさんは中指の到達を感じていた。
そこの周りは広い空洞になっているのだが、深くまで達した指の付け根から第一関節までは、膣に締め付けられているような、吸い付かれているような密着感を感じた。
(狭いな。)
ここ数年、妻の身体しか知らず、セックスも月一回程度。最低の愛情確認程度で済ませて来た。そんなトオルにとっては、久しぶりの本気の愛撫であった。その為か、必要以上に神経を尖らせ、相手の反応を確かめながら、なんとか気持ち良くなってもらおうと必死だったのかもしれない。ただカオリさんの内部の狭さは、今後自分の誇張している陰茎が入ることができるのかと不安を感じさせるほど、締め付けてきていた。
「あぁぁ、凄い。。。」
カオリさんは本能のままに、身体を預け始めた。指のストロークをやや速めながら溢れ出す愛液をかき混ぜる。
クチュクチュクチュ・・・といやらしい音が静かなリビングの空間に広まった。同時に
「あっ、あっ、あっ、、、」
と、そのリズムに合わせてカオリさんの声が漏れ始めた。もう一度顔を近づけ目を合わせる。我慢できないのか、カオリさんの方から唇を近づけキスをして来た。これまで股間に添えられていた右手は、抱き締める為に背中側に回り、トオルの後頭部を抑えて来たら、激しいキスをしながら、下からは指を口には舌を差し込んでいく。
指輪の動きをより速くした時だった。
「あっ、ダメ。いっちゃう。。」
塞いでた口を離し、いよいよその時が来たことを告げてくれた。そのまま指先に全神経を集中させながら、動きを早めていく。
「あ、あ、ぁぁあ、あぁぁぁ、いくっ・・・。」
カオリさんは左手でトオルの右手を抑え、これ以上の刺激は耐えられないような苦悶の表情をうかながら、絶頂へと達した。その到達を確認し、指の動きをゆっくりとしたものに変えた。それでも時々、ポイントに触れるのであろう。ビクッと身体を反応させながらカオリさんも余韻に浸っていた。
「・・・いっちゃった。。。」
照れ笑いのような表情とともに、カオリさんは話してくれた。
「凄く気持ち良かった。さすが営業マンね。あっ、、、」
息を整えながら話すカオリさんの様子に、ついイタズラな心が芽生え、指を動かす。
「もう、、、」
潤んだ瞳で何かを訴えるようにこちらを見つめる。左手で股間の膨らみを確かめながら
「すごく硬くなってるよ。」
そう言うと、ズボンのベルトを外しにかかった。咄嗟に協力しながらズボンを脱ぐ。ボクサータイプのパンツの下には、はちきれんばかりに大きくなった、愚息がその出番を待ち構えていた。パンツの上から、優しく撫でられる。
「くっっ。。」
堪え切れず、そのカオリさんの指遣いに声をあげてしまった。
「すごく硬くなってるよ。」
手のひらで包み込むように、握りながらこちらの顔を覗いてくる。
「カオリさんが、あんなに乱れてたから、、、」
そう話している側から、カオリさんはパンツを剥ぎ取りにかかった。露わになる陰茎はその先から、溢れ出していた液が糸を引いて垂れていた。
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