傷心の俺を観察していた女がいた。
職場の若い事務員で、君江というお世辞にも美人とは言い難いイモ姉ちゃんだった。
不細工ではないのだが、垢抜けないのだ。
俺にとって4回目の歓迎会、新顔を迎えた席で、君江に、
「失恋・・・した?」
「え?・・・何で?」
「ずっとあなたを見てたから・・・あなたは気づいていないみたいだけど・・・」
遠回しの告白は、弱り目の心に響いた。
俺は二次会を断り、君江を誘った。
君江は、少し不安そうな顔でついてきた。
ショットバーで、一次会での発言の真意を尋ねた。
「ずっと好きだったの。就職したときから・・・」
「2年前から?」
「うん・・・」
君江は高校を出て就職して3年目に入った20歳、この町から出たことのないおぼこ娘だった。
「俺と付き合いたいのか?」
「無理にだったらハッキリ言って欲しい。それはいやだから・・・同じ職場だし・・・」
「じゃあ、試しに隠れて付き合ってみるか?1か月間だけ。キスもエッチもなしで。」
「エッチ・・・セックスですか?」
「まあ、普通は付き合ったらするけど、いくら何でも体までお試しってわけにはいかんだろ?君江ちゃん、経験浅そうだしね。」
「セックスは・・・まだしたことないです。」
「してみたい?」
「好きな人に愛されながらだったらいいけど、体目当ては困ります。」
純情な女だった。
お試し期間で分かったことは、君江はとても家庭的な女でインドア派だということ。
1か月間はエッチ無しの条件だったので、週末、君江は安心して俺のアパートにやってきて手料理を振る舞ってくれた。
作ったものは気をてらたものは一つもなく、古来からある極めてトラディショナルな和食で、これがとんでもなく美味かった。
胃袋を掴まれるとはこのことで、お試し期間終了日、俺は、
「俺と付き合ってくれ。君江ちゃんの料理、忘れられなくなっちまった。」
君江はニコッと笑って、小さくガッツポーズした。
やられたと思った。
お試し期間が終わって、正式に恋人として付き合うようになった週末、君江がやってきた。
「今日は、イタリアンに挑戦しちゃおうかと思って。」
「お試し期間が終わったんだぞ。上がり込んだらマズイだろ?」
「恋人になったんだから、それなりに覚悟はできてます。いつでも捧げますよ。」
と言われた。
そう言われると、なかなか手が出せなくなって、正式に付き合って3か月でやっと口説いた。
「私をお望みなんですね。わかりました。でも、順番から行ったらまず、キスじゃないんですか?」
「参ったなぁ・・・君江ちゃんには・・・」
「それから、私は5歳も年下の恋人ですから、ちゃん付けは止めて下さい。呼び捨てで読んでほしいです。その方が、特別な存在に聞こえますから。」
確かに親密な関係ではない女性を呼び捨てにはしないから、なるほどと思った。
ラブホテルに入ると、その隠微なインテリアに君江は少し驚いていた。
抱き寄せて唇を奪った。
舌をこじ入れると、何か納得したように絡ませてきた。
抱き寄せた感じは、意外とボリュームのある体だった。
スレンダーな美佐子とは対照的だった。
胸を揉んだら、身を捩って俺から逃れた。
「あの・・・お風呂・・・」
シャワーでもいいかと思ったが、急いで湯船に湯を張った。
前を隠しながら入ってきた君江に、
「恥ずかしいのか?でも、これからもっと恥ずかしい事をするんだぞ。隠すなよ。」
と言って、フル勃起した肉棒を見せた。
「キャッ!」
と手で顔を覆ったので、隠していた乳首と陰毛が露わになった。
ムッチリとした色白の肌で、ちゃんとくびれもあって、田舎臭い純情幼顔とのギャップを感じた。
「そ、そんなに大きくなるものなんですね・・・」
「これが君江のアソコに入って、そのまま中で俺が果てたら子供ができるんだぞ。今日は、中には出さないけどね。」
そう言いながら、湯船の中で君江の乳房をマッサージするように揉んだ。
硬く尖ってきた乳首を優しくコリコリさせると、君江は、
「ハアァ・・・」
と声が出てしまい、頬を染めた。
「気持ちいか?気持ちいいなら感じていいんだぞ。好きな女を気持ち良くさせるのが男の使命なんだからな・・・」
ベッドで抱き合い、再び下を絡め合うキスをしながら君江を仰向けにして愛撫を始めた。
少しずつ下に移動する愛撫の手と唇は、やがて股間に到達した。
白い肌に黒い陰毛、そして濡れてクパァと開いた茜色の溝・・・広げるとほとんど肉ビラの無い花弁が小さな肉穴を囲んでいた。
舐めると、風呂のお湯ではない味がした。
肉穴を舐めているとモジモジしていた君江も、肉穴の上のクリ肉を舐めると、ビクッと反応した。
まだ、クリ肉はそのほとんどが皮の中に隠れて、僅かに頭を覗かせていた。
足をM字にさせて指をV字にしてクリ肉上に引っ張るようにすると、皮が半分剥けた。
君江の愛液を中指につけて、クリ肉を円を描くように擦ってやると、
「ンハァァァァァァァ・・・・」
堪らず声尾を出す君江だった。
コリコリと硬くなったクリ肉に、今度は痛くない程度に優しく吸いながらクリ肉を上にずらすと、先ほどより向けたクリ肉を舌先で舐めまわした。
「ンアゥアゥアゥゥゥゥゥゥ・・・・」
物凄い君江の身の捩りを力ずくで押さえ込み、クリ肉クンニで責め立てた。
「ンヒィィィィィィィィィィ~~~」
跳ねるように身を翻し、君江はクンニから逃れた。
抱き寄せて頭を撫でてやった。
「気持ちいいだろう?」
「頭がおかしくなりそう・・・恥ずかしい声が出ちゃうし・・・」
「そうか。じゃあ、俺のも舐めてくれるか?」
「はい・・・」
どこで覚えたのか、歯を当てないようにする気遣いを見せながら亀頭を舐めた。
稚拙だったが愛情は感じられた。
頬から顎にかけて撫でて、フェラの終わりを促した。
君江の足の間に割り入って、亀頭を肉穴に当てた。
「行くよ・・・これから俺達は一つになるんだ・・・」
メリメリと小さな膜を押し広げるような感覚を感じたら、一気に押し入った。
「ンアッ・・・・」
破瓜の瞬間、君江が弾んだ。
「君江・・・俺達は一つになったぞ。結ばれたんだ。」
「うん・・・嬉しい・・・」
君江は涙を流した。
「痛いか?」
「うん・・・でも、泣いてるのは嬉しいから・・・好きな人と結ばれたから・・・」
君江がものすごく愛しかった。
垢抜けない女だが、素っ裸になって破瓜の痛みに耐える君江を見ていると、素材は悪くないと感じた。
着飾らないだけで、そこそこ可愛い顔をしていた。
ムッチリした体も、処女太りなのかもしれないと思った。
あまり激しく動かさないように腰をゆっくり動かした。
よく見ると、後半年後には21歳になる女とは思えぬ幼い顔なので、そこが可愛く感じるのかなと思った。
いわゆるアイドルの様に整った可愛さではなく、ロリッぽさが可愛く感じたのだが、それにしても田舎臭い顔だなと思い、そんな純情娘の肉穴に肉棒を突き立てている残酷さに興奮して、射精感が募ってきた。
いつもならここから我慢して、Gスポットを責めるのだが、この日は破瓜の血で染まる肉棒なので素直に果てるつもりだった。
「赤ちゃん、出来るようにしてもいいよ・・・」
「バカ言え。順序があるだろう・・・」
そう言って、君江のお腹に射精した。
「これが精液かぁ・・・これは、私だけのものになるんだね・・・」
「ああ、君江の精液だ。いつか、君江の中に出してやるよ。」
「うん。楽しみ・・・」
一緒に風呂に入って、血を洗い流した。
ホテルを出たら、君江は俺にベッタリと寄り添った。
女は抱かれると変わるもんだなと思った。
それまでは、職場では付き合っている素振りは微塵も見せなかった君江だったが、抱かれた次の日から、少しずつ俺に対するボディタッチが増えた。
二回目、三回目と抱かれるうち、君江の痛みは失せ、快感がやってきていた。
そして、もう何回めかわからなくなった頃、クリ肉への快感だけでなく、探し当てられたGスポットでの不思議な快感に仰け反るようになった。
クンニよりも気持ち良い挿入での快感に戸惑う君江だったが、それ以来、俺の肉棒に対する愛着が湧いたようで、フェラに溢れるような愛情を感じるようになった。
それは肉棒の快感に目覚めた明らかな証拠で、それまでは俺の肉棒を見ると恥じらっていたのに、俺の肉棒を見ると目をトロンとさせるようになった。
こうなると、もう、職場でも気づかれるほど君江はベタベタし始めて、
「ねえ、一体いつから付き合ってたの?」
と、付き合っているか否かの質問は省かれるほどだった。
お試し交際から2年、俺27歳、君江22歳で結婚した。
処女喪失からまだ2年過ぎていない新妻は、覚えたての性の快楽を貪るように俺に抱かれた。
夫婦になった安心感からか、恥じらいは捨てて快楽を追及した。
騎乗位では、垢抜けない純情娘だったことが信じられないくらいの乱れっぷりを見せた。
約2年間、子供は作らずセックスを楽しんだ。
休日はドライブがてら、色んなラブホに出かけてセックスを楽しんだ。
時にはSMホテルに入ってしまい、折角だからと君江を縛って辱めたりもした。
そのかわり、生理の時は君江が風呂場で俺の肉棒を扱いて射精見学をしていた。
君江が24歳で娘を出産、セックスできない期間が長いからと君江は第二子を望まず、俺にセックスを求める日々が続いた。
肉ビラはドドメ色になり、やがて真っ黒になった。
娘も社会に巣立って、また夫婦二人になった矢先、君江は急逝した。
アクセルとブレーキを踏み間違えた高齢者が運転するエコカーが美容室に突っ込み、客だった君江が巻き添えを食った。
君江は、45年の生涯を閉じた。
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