その日は22:00前後に帰宅した。
「ただいま…」
妻が上機嫌で出迎えてくれた………
「おかえりなさい。 熱くなってきたから、今晩は素麺にしたよぉ 早く着替えて」
私の中を電流が駆け巡った。
今すぐ…したい………
妻の中に……アイツのものが……
とても冷静でいられなかった。
カバンを投げ捨て、妻の華奢な腕に手を伸ばし……強引に唇を奪った。
妻は驚いたようで少し抵抗しようとした………
私は両手で頭を挟み込んで動きを封じた。
妻の唇を無理やりこじ開け、舌を滑り込ませ……
アイツの味が残っていないか……念入りに舌を動かした。
妻は抵抗するのをあきらめ、私の肩に手を回した……
私は妻に対して嫌悪感をいだいた。
妻の頭から両手を離し、かぼそい肩を押し戻す。
そして体制を入れ替えるように妻を玄関ドアに押し付けた。
部屋にはバラエティ番組のふざけた声と妻がドアに擦れる音だけが虚しく響く。
背後から耳や首…うなじ…入念に舐めあげる。
アイツの臭いはないかと………味は………
時折 妻が小さく震えながら吐息を漏らす。
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