暫く退屈な話におつきあいください!
次の日の夜約束通り美和子さんから僕宛のlineが届きました。
メールでお手紙出しました必ず読んでください。読後は破棄してね。
原文のままです!ワードで書いて添付ファイルになった格調高い文章でした。
卓也さまへ
先日は私ども親子におつきあい頂き、本当に有難うございました。息子ユウキも大変喜んでおりました。
あの後娘も合流して貴方の話題で持ちきりでした。
今回のこのお手紙は、今後も引き続き私と卓也さんがおつきあいしていく上で、私の気持ちなど少しお話しておいた方が宜しいかと思い書きました。何回か喫茶店でお会いしてますので、その時、話しておけば良かったのにと悔やんでおりました。
さて、突然のユウキ同席は貴方もさぞ驚かれたことと思います。K大のご友人も多数いらっしゃる貴方に出すぎた真似をしましたが、ユウキが幾らかでも、お役に立てればと、恥ずかしさを忍びつれて参りました。本当に恥ずかしい限りでございました。ユウキを紹介することで、心に芽生え始めた罪悪感を払拭出来るのではと勝手に思ったからです。
まだあります。貴方とのことです。実は昨年からFacebookで偶然貴方の駅レビューを知りました。30以上ある駅レビューを何回も読みました。更に貴方の個人データ、画像を繰り返しチェックすることを日課にする自分がいて年甲斐もないと思って自己嫌悪に陥りました。今年の4月に震える指先でイイね!しました。貴方からメッセージが来た時はまるで少女時代に戻ったように喜びました。
それも束の間また悩みながらの自由が丘での初対面そしてまた悩みながらの横浜となりました。自己嫌悪の絶頂は横浜の後の二日間でした。同じ年代の息子を持つ母親として恥ずかしいことをしてしまったのではないかと苦しみました。
それでも渋谷で貴方の明るい笑顔と私への変わらぬ思いを感じ、今は貴方も私も共に向上することが出来ればと考えております。
追伸 卓也さんの生真面目さと無口さが大好きです。横浜で私の衣服をハンガーに掛けて、下類まで丁寧に畳んでくれたこと覚えてますか。感動しました。
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