翌朝、バイキングをたらふく平らげて、バスに乗り込み観光した。
元妻と隣の席で、まるで夫婦の様に仲良く過ごした。
五稜郭公園では寄り添って歩き、函館山の夜景を見ながら手を繋いでいた。
元妻の髪の匂いが心地よかった。
まだ男根には昨夜の元妻の愛液がついているなどとニヤつきながら、元妻とのラブラブな時間を楽しんだ。
2日目の夕食は会場が用意してあって、ツアー客一堂に会して食べた。
そして、その日の夜、シャワーを浴びた後、どうしたものか考えていた。
元妻を抱きたいが、連日誘うのは如何なものか・・・50歳で連チャン出来るだろうか・・・
考えあぐねていたら、ドアを叩く音がした。ゆっくり開けると、元妻が缶チューハイと缶ビール、そしてアメニティセットを持ってやってきた。
「今日もするんでしょ。こっちのシャワー使わせてね。」
そういうとバスルームに入っていった。
暫くしてでてくると、バスタオルも巻かずにスッポンポンでベッドに座り、俺の男根を晒して握ってきた。
トロンとした目つきで俺を見て、頬を寄せてきた。
唇を重ねて、元妻をベッドに横たえて、前戯に入った。
既にトロトロの女穴を舐めて、勃起している女核を吸いながら転がした。
「今日はそこまで・・・もう終わり・・・」
「え?・・・」
「今日は私が上になるわ。それから、バスタオル敷いてね。」
「どうした?」
「今日あたり、来るかもしれないから。だ・か・ら・・・私の中に出していいわよ。」
元妻はバスタオルを敷くと、俺に仰向けに寝ろと促し、跨ってきた。
クインクインとゆっくり腰を回すようにしながら、ウットリした表情で俺の男根を楽しんでいた。
暫くすると、息が荒くなり、腰の動きがクイクイと前後運動になった。
俺の胸に手をつき、半開きの口から小さな喘ぎ声が漏れてきた。
髪を振り乱しながら淫らに喘ぐ元妻に愛しさが溢れた。
タイミングを計って、下から突き上げてやると、
「アアン!アッアッアッアァアァァァァァァァァァァ・・・・」
仰け反って後ろに倒れそうになった元妻の腕を掴んで引き寄せ、抱きしめた。
柔らかい乳房が歪み、唇が重なった。
舌を絡めて激しいキス、そして腰の動きが上下でシンクロしながら、お互いの粘膜を擦り合せて快楽を貪った。
腰が自由な元妻の強烈な止血家と腰の動きに、俺は搾り取られる気配を我慢できなかった。
「俺、出そうだ・・・」
「中に・・・中に出して・・・」
ドクン!ドピュドピュドピュ~~
「ンアァアァ~~~・・・」
次第に萎えていく男根を感じた。
抜けていく男根と女穴の隙間から、俺の精液と元妻の愛液が垂れていくのがわかった。
俺の内股を流れていく二人の体液・・・女は、愛する男でなければ決して安全日であっても中出しなどさせるものではない・・・復縁・・・出来るかもしれないと思った。
暫く抱き合っていたが、元妻が起き出し、股間をティッシュで拭くと、生理が始まっていたことが分かった。
元妻は、俺の股間を、まるでオムツでも取り替えるときの様に足をあげさせて拭いてくれたが、コイツはちょいとばかり恥ずかしかった。
シャワーを浴びた後、元妻はバスタオルについた生理の血を洗っていた。
「こっちのバスタオル持って行け。俺は手拭で十分だから・・・」
「うん、ありがとう・・・」
元妻は缶チューハイを飲みながら微笑んだ。
「ねえ、今日、何の日かわかる?」
「え?今日?」
「覚えてないわよね。結婚してるときでも忘れてたもんね。」
「あっ!俺達の結婚記念日!」
「凄いわよね。23回目の結婚記念日に愛し合った二人は他人同士・・・」
「元夫婦の結婚記念日かぁ・・・」
「じゃあ、私行くね。生理用品、部屋だから・・・お休みなさい・・・」
「お休み・・・」
翌朝、朝市でお土産を買い込み、、2時まで自由散策だったので、元妻と市電に乗って市内をデートした。
そして、帰りは函館空港から羽田へ飛んだ。
羽田空港で、
「なあ・・・俺達やり直さないか?」
「復縁って事?」
「ああ。俺、やっぱりお前をまだ愛しているよ。」
「私は、ずっとあなたを愛してたわよ。」
「じゃあ、俺達・・・」
「でも、復縁は無いかな。夫婦に戻ったら、またあなたも昔のあなたに戻る気がする。あなたが、他の女を抱いても夫婦じゃなければ諦めもつくけど、夫婦だったらやっぱりイヤだもの。それに、あなたも夫婦じゃない私の方が、新鮮じゃない?」
「恋人でいるって事?」
「違うわ・・・私達、毎年、結婚記念日に旅行しない?年に1回、元夫婦が結婚記念日に他人同士で旅先で愛し合うのよ。ね、そうしましょう。私達、夫婦でのやり直しは無理だから・・・」
「年に1回・・・そうか・・・年に1回か・・・」
「年に1回、二泊三日の元夫婦旅行、じゃあ、来年はあなたが幹事ね。二泊三日の旅、楽しみにしてるわ。ひと月前に連絡頂戴。じゃあ、さようなら・・・」
「ああ、また来年な・・・」
元妻は足早にモノレールの駅へ向かった。
エレベーターの前で振り返り、バイバイと手を振った。
俺も手を振り返して、京急の乗り場へ向かった。
京急線の窓に映る俺の顔が、とても情けない顔をしていた。
と、そこで地上に出て俺の顔が消えて外の風景が目に飛び込んできて、元妻と別れたことを心から悔やんでいた。
そして、函館で抱いた元妻の身体、女穴の具合の素晴らしさを10年ぶりに確認して、
「あいつ・・・あんなにイイ女だったんだ・・・」
ボソッと呟いたが、自業自得だと言い聞かせたら、思わず涙ぐんでしまった。
部屋に戻ったら、一人の空間が寂しかった。
一人分の食事を並べたテーブルで、一人でする食事が今まで感じなかった強烈な孤独感となって襲ってきた。
家族三人で囲んだ食卓が、もう、二度と帰らない幸せな空間だったと悟り、今更ながら自分の失ったものの大きさに気付いた。
そして俺は、その寂しさを紛らすために、行きつけのスナックのママやチーママ、セフレのバツイチ女と虚しい交わりで刹那の快楽に身を置くのだった。
また来年、元妻と交わる夜を夢見ながら・・・
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