野際店長は、チラチラと小島直子の後ろ姿を見ていた。クリーニング店の制服、タイトスカートからすらりと伸びたナマ足に丸くスカートの生地をパンパンに張る尻。尻の大きさに負けないブラウスのボタンを弾きそうな巨乳。
(うまそうな身体してる)
あんな身体をしていながら、顔立ちは清楚で落ち着いた人妻そのものだった。
(あの上品な小島さんが悶え狂ったとは、信じられない)野際店長は思いながら、今日計画を実行すると決めていた。
「小島さん、すみませんが今日残業できるかな」
「残業ですか、はい」
野際店長に直子は答えた。
この所季節が急に暑くなり、ワイシャツのクリーニングが多く入っていた。工場に洗濯物を出すチェーン店のためトラックの到着が遅れていたのだ。
「すみませんね、その代わり今日は早めに受付を閉めますから」野際店長は言うと、にっこり笑った。
日村の部屋で絶頂した日、弁償金は全て受け取ってくれていた。これで解放される。直子は安心した。
同時に夫には、パートが遅くなると言っていたので、今日残業しても怪しまれることはなかった。
トラックにワイシャツの束を積み、作業を終えた直子はクリーニング店のシャッターを閉めた。
「ご苦労様、どうぞ」
「ありがとうございます」
二人はクリーニング店のカウンターに併設されているコインランドリースペースの長椅子に並んで座った。
渡された缶コーヒーを飲んだ。
シャッターを閉めたコインランドリースペースは外の音が遮断され静かだった。
「実は小島さん、困ったことがあって小島さんに確認したいんですよね」
「え、なんでしょうか」
「実はこれなんですが」野際店長は、自分のスマホを出すと直子に画面を見せた。
直子が悲鳴を飲み込んだ。
「ひいっ、、、」
わなわなと震える直子。
スマホの画面には、悶え絶頂する直子自身の姿が、顔まではっきりと映っていた。
「これ、小島さんですね」
野際店長の問いに直子は俯いた。
(日村だわ。あの人が撮影してサイトにアップしたんだわ)
「あるアダルトサイトに出ていたんだわ。暇潰しに観ていたら驚きましたよ。」野際店長が言った。
巧妙に仕組んだ罠だった。実際に直子の画像はサイトにアップされていない。そんなことをすれば、直子ほどの美人ならたちまち画像は拡散してしまう。
日村は、野際店長に直接直子の画像を送り、レスをアップしたかのようにすぐに削除の箇所を作っていた。
「ほら、うちも客商売だから、画像がアップされてたナイトネットっていうサイト探したら、ほら、直子って書き込みが1ヶ所だけあって」
たぶん日村が書き込んだのだろう。
名無しのレスのひとつに直子の名前があった。
「小島さん、すみませんがパートを辞めてもらいませんか」
「それは困ります。だって、主人の体調が悪くて収入が必要なんです」
懇願する直子を見て、野際店長は内心舌舐めずりをした。(犯れる。この女)
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