その日のバイトが終わった後、俺はエロ本コーナーで立ち読みをしていた。
当時はエロ本も立ち読み出来た。
エロ本でもエロビデオでもそうだったが、絶対にバイブを使ってるシーンがあった。
観るたびにバイブが気になって仕方なかった。
今までバイブを買うのは躊躇していた。
「俺のチンポよりバイブにハマってしまったらどうしよう」とか「オマンコがゆるくなってしまったらどうしよう」とか、そんなんばっか考えていた。
でも、買ってみよう。次の恵子さんとのセックスで使ってみようと思った。
バイト代も入ったから金はあった。
売ってる場所も知っていた。
佐藤さんが前に連れて行ってくれたエロビデオ屋さんに売っていた。
エロビデオ屋さんって言うか店舗の1/3はエログッズが売っていた。
ただお店まで距離があった。
車ならすぐだけどチャリだと片道1時間はかかる距離だった。
佐藤さんには頼めないし、店は駅から遠く離れていたし、帰り道の事を考えると公共機関は使えなかった。チャリで行くしか無かった。
年末の真冬の寒さの中、気合いを入れてチャリをこいだ。
今思うと、俺ってすげぇなぁって思う。
だって全てはバイブで恵子さんと楽しみたいからって理由なんだもの。
途中で缶コーヒーを買って身体を温めたりしながらエロビデオ屋さんに着いた。
店内はめっちゃ暖かかった。
エログッズコーナーに行きバイブを選んだ。
サンプルのバイブが並んでいて、手に取ってどんな動きなのか確認できた。
俺はオーソドックスな黒のバイブを選んだ。
大きさや太さも俺のチンポと変わらないくらいだった。
スイッチを入れて動きも確認した。
ウィ~ンってバイブが円を描くように頭を振った。
もう一つのスイッチを入れるとバイブの隣に着いてるネズミの舌がブィーンって動いた。
これに決めた。値段も手頃だった。同じバイブの箱を手に取った。
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