恵子さんを待っている間、俺は考えていた。
この前、恵子さんに言われた、「ちゃんと同じ位の年の彼女を作りなさい。彼女が出来たらちゃんと話してね。」と「K君に彼女が出来ても別れないから」って言葉を思い出していた。
しかもその後に、恵子さんに会いたい気持ちをごまかす為に付き合った彼女と、ちょっとつまづいたからって恵子さんを呼び出してしまった…
なんて話そう。とか、内緒にしとこうか。とか色々頭に浮かんでた。
それに美沙ちゃんの事も考えてた。
とりあえずって感じで付き合い始めたのに、嫌われたかな?とか考えた。
ソワソワしながら恵子さんを待った。
恵子さんが来てくれた。
車に乗り込むと「急に会いたいとか珍しいね」と笑ってた。
思いがけない一言を言われた。
恵子さんは「彼女が出来たんでしょ?年下の。」と言ってきた。
どうやらブサイクな子供のHが言ったらしい。
恵子さんは「彼女が出来た事を伝えたかったの?」と言った。
俺は「いや…そーゆーんじゃなく…うん。出来た…」俺は付き合ってからの話と、気分が満たされないって事、あと、今日のキスの話をした。
恵子さんはずっと「うん。うん。」と聞いてくれた。
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