(7日目前半←妻視点)
チュンチュン……チュンチュン
窓の外からスズメの朝の鳴き声が聞こえてくる。
ハァハァハァハァ……ハァハァ……ハァハァ
主寝室には、朝のオナニーを終えて、乱れた私の吐息の音が響いている。
ワンピースは、オナニーをするのに手軽な服装だ。
目が覚めてから、時間を確認した際に、まだ布団から出ないでいい時間と分かった次の瞬間には、昨日の出来事が頭をよぎり、自然と右手がワンピースのスカートの中に伸びてしまっていた。
呼吸が整え終わり、私は右足部分を脱いで左の太ももにだけ足を通していたショーツを、きちんと履き直した。
「あ~あ。朝イチからオナニーしちゃうなんて。」
私は1人呟いた。
時刻を見ると午前7時を過ぎたところだった。
私は、主寝室のエアコンの電源を落とし、一階に降りた。
リビングの窓を開けて部屋の換気をして、エアコンの電源を入れる。
今日も暑くなりそうだ。
私は着替えを和室から出して、洗面所に向かう。
ワンピースを脱いで、鏡に写った上半身裸の私を見る。
「少しだけ大きくなったかも。」
Dcupの胸が気持ちハリが出たような気がしていた。
快感をカラダが感じると、女性ホルモンが分泌されやすくなり、心もカラダもキレイになる、と何かの女性誌で読んだ記憶がある。
心は分からないが、カラダはキレイになる、との情報については、きっと正しいのだろう。
私は、胸を脇の部分から体寄せて少しマッサージした後、ショーツとセットの薄紫色のブラジャーを着用し、白のキャミソールと黒のデザインTシャツを着て、デニム色のワイドパンツを履いた。
私はスマホを手にして
「おはよー。今日帰ってくるんだよね?私、今から仕事行ってくるね。帰り遅くならないと思うんだけど…遅くなる時は先に夕飯食べちゃっててね。」
と夫にLINEを入れた。
夫からはすぐに
「分かった。予定通り夕方には帰るわ。」
と返信があった。
次に私は、大和さんへLINEを入れる。
「おはよ。今さっき起きちゃった。お昼はどうする予定?」
とLINEを入れたが、大和さんはまだ寝ているのだろう、既読にもならなかったので私は、リビングの窓を閉めてパジャマや昨日着た服等の洗濯を開始した。
部屋のFMラジオをかけて、今日もトーストを焼く。
トーストが焼き上がるまでの間に私はいつも通りカチューシャで髪の毛を上げてから顔を洗い、歯を磨く。
トーストが焼き上がり、私はフライパンで目玉焼きとベーコンを焼いていつも通りの朝食を作った。
朝食を載せたお皿とカップに入れたドリップコーヒーを食卓に持っていき朝食を摂る。
私は卓上に置かれた、一枚の紙を眺める。
昨晩、私が名前を書いた書類だ。
トーストにバターを塗り、その上にベーコンと目玉焼きを乗せる。
一郎と三郎が好きな食べ方だ。
朝食を食べ、書類を見ながら、私は呟く。
「あ~あ…。やっぱり、切り出し方だよなぁ。」
私は今日のことをあれこれ考えていた。
朝食を食べ終え、私は食器を洗い、スマホを確認する。
まだ大和さんからの返信はなかった。
私は、洗濯の終わった洗濯物をカゴに入れて、ベランダに干した。
洗濯物の量は1日分しかないので、あっという間に干し終えた。
そして、私は昨日途中で止めてしまった2階の掃除を再開する。
2つの子供部屋に掃除機をかけて、主寝室にもう一度掃除機をかけ終わり、時刻を確認すると、午前9時30分になるところだった。
再度スマホを見ると、9時過ぎに大和さんからの返信があった。
「おはよう。今起きたよ。とりあえず、家でシャワー浴びたり着替えたりして、12時前にまた事務所に来るから、お昼はどっかに食べにいこう。」
とのLINEが入っていたので、私は
「は~い。私も軽く家事してから行きます。」
と返信したが
「って言っても、もう家事終わっちゃったけどね。」
と独り言を呟いた。
あと、二時間ちょっと何をしようと考えたが、どうしても一人で家にいる今の私にとって、最初に頭に浮かぶのがオナニーだった。
「こんなんじゃなかったんだけどなぁ…」
と言いながらも、私の足は浴室に向かっていた。
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