(5日目後半④)
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
私は肩で息をしながら、快感の波の中にいた。
ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ
と体が痙攣するのが止まらずにいた。
とうとう私は自分の手で私の中にいる雌を呼び覚ましてしまったのだ。
私は自分がこんなにも、はしたない女だったなんて思ってもいなかったのに。
すると
ズブリ
とまだ痙攣がさめやらない体に衝撃が走った。
「アアアアアアッ!」
私は思わず大きな喘ぎ声を出した。
まだ逝っている最中の私の体に大和さんは愛情を注ぎはじめたのだ。
ヌプッヌプッヌプッヌプッ
「イヤッ!!アアアアアアッ!!!アアンッ!アアンッ!アアアアアアッ!マダソンナ!アアアアアアッ!」
大和さんは容赦なく私に愛情を打ちつけてくる。
逝っている最中だったせいで、私の体はまだ絶頂の近くにあり、大和さんの愛情は私を再び絶頂に近付ける。
ビクッ、ビクッ、ブルルルルッ、ビクンッ、ビクンッ
私は体はまた絶頂を迎える。
「いいよ。Yのオナニー、、綺麗だったよ。」
「アアアアアアッ!」
大和さんの声が脳内の私の雌を連れだそうとする。
「アアアアッ!アアアアッ!アアッ!アアアアアアッ!」
ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ
また体が絶頂を迎える。
さっきから私の体は逝きっぱなしだ。
「いいね。Yの中が俺のことを愛し続けてくる。」
ビクンッ、ビクビクッ、ビクンッ、ビクンッ
まただ、また逝ってしまった。
これ以上は私の体が壊れてしまいそうだ。
ニュプ、ニュプ、ニュプ、ニュプ
と大和さんのモノが私の中に出し入れされる音が響き渡る。
「ほら、また逝った。こんなにもYの中にはエッチな本能があるって分かっただろ?」
絶頂を迎えすぎたせいか、体は反応しているのに、声を出すことすら出来ない。
ビクッ、ビクッ、ビクンッ、ビクンッ
4回目の絶頂。
あと何度逝けばいいんだろうか。
次第に私は全身から力が抜けていく。
大和さんが私のアイマスクを外した。
そして顔を近付けて、キスをしてくる。
私の口の中に大和さんの舌が侵入してくる。
ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ、ビクンッ
5回目の絶頂を迎えたところで、私はまるで幽体離脱するかの如く感覚に襲われ、気を失っていた。
次に私が意識を取り戻した時、大和さんは私の横で寝息をたてていた。
時間を見ると夕方の6時を回っていた。
私は布団から抜け出して冷蔵庫の中に入っていたサービス品のミネラルウォーターを飲み干す。
そして鏡に写った私の全身をながめた。
特に何かが変わった訳ではないのに、女の悦びを刻まれた私の体は今までとは違った体に見えてしまった。
私は浴室に入り、シャワーを出し、流れ出てくるお湯を頭から浴び続けた。
もう、女の悦びを刻まれたこの体は後戻り出来ない。
一度あの感覚を覚えてしまったこの体で私は、家族の元に戻った時に、妻と母親に戻ることは出来るのだろうか。
一昨年の夜から大和さんに体を許し、今日までの三日間で私の体は何回逝ったのか分からないくらい、快楽に溺れてしまっていた。
そう思いながら、お湯を頭から浴び続けていると、浴室のドアが開き、大和さんが入ってくる。
「わ。どうしたの?」
私が頭からお湯を浴びている光景を見て、大和さんはビックリした表情をしていた。
「ううん。何でもないよ。ちょっと体あっためたくて。」
私はシャワーのお湯を止めて、顔に滴るお湯を払った。
「そろそろ時間だよね?私メイクし直すから先に出るね。」
「あぁ。分かった。」
そう言って大和さんは浴槽にお湯を溜め始めた後にシャワーのお湯を浴び始めた。
全身をバスタオルで拭きもう一度ガウンを羽織り、ドライヤーで髪を乾かす。
鏡に写る私が
『こんなはしたない女だったなんて、あさましい女ね!』
と語りかけてくる。
「仕方ないじゃない。」
私はドライヤーで髪を乾かしながら小さく呟いた。
『こんな淫乱な女が妻なんて!母親だなんて!』
「もう、うるさいなぁ。自分で選んだんじゃない。」
私はドライヤーを止めて、バッグの中からポーチを出した。
いくつかの化粧品を取り出して並べていくと、大和さんとの関係を始めるために外したマリッジリングが目についた。
私はマリッジリングを手にしながらリングに向かって呟いた。
「……ゴメンね」
※元投稿はこちら >>