(三日目ラスト)
30分くらい二人はいちゃつきながら他愛ない会話をしていたでしょうか。
妻が部屋の中にかけてあった時計に目をやったところ時刻は日付を跨いで1時近くを指し示していました。
妻「あ、もうこんな時間なんだ。そろそろ帰ろうかな。」
既に電話は切っていましたが、大和さんが部屋の空気を入れ換えるために、窓を少し開けていたので二人の会話は聞くことが出来ました。
大和さん「あ、Yさっき酒飲んだんだし、送ってくよ。それより、明日どうする?夏旅行じゃないけど、泊まりがけで山登りいかない?俺のキャンピングカーで行けば宿泊費いらないし。もちろん食事代とか交通費は俺が持つよ。」
妻「そうだなぁ。でも、どうせ明日もエッチなことするんだよね?(笑)」
大和さん「そりゃあ、もちろん(笑)」
妻「ちゃんと山登りするの?(笑)私山登りとか、小学校の遠足以来してないよ?」
大和さん「大丈夫だよ。初心者でも登りやすい山行くから。」
妻「本当?じゃあ、行ってみようかな。」
大和さん「じゃあ、明日9時過ぎくらいに家行くよ。」
妻「あ、家には来ないで。近所の目があるから。電車で隣町のS駅に10時に行くから、そこで待ち合わせにしない?」
大和さん「分かった。」
そう言うと妻は床に落ちたブラジャーを着けてショーツを手にしたところで
妻「あちゃー。これじゃ履いて帰れないや。」
と言いました。
大和さんは妻の言葉を聞き
大和さん「あー。でも、今日の服装ならノーパンでも大丈夫じゃない?(笑)」
妻「まぁね(笑)」
大和さん「何ならそのパンツ貰いたいなぁ(笑)」
妻「絶対あげないし(笑)変態(笑)」
大和さん「変態です(笑)」
妻はワンピースを着た後、ショーツはバッグの中に丸めてしまいました。
大和さんは、床に落ちたタオルを手にすると
大和さん「じゃ、このタオルは記念に、、」
と言った瞬間に妻はタオルを大和さんから取り上げ
妻「これは私が自宅で洗ってきます(笑)」
と言いました。
大和さんも着替え始めたところで、私はレンタカーに戻り、キャンピングカーが事務所の駐車場を出発したのを確認して、車を自宅方面に向かわせます。
自宅から事務所までは、道が空いていて信号に捕まらなければ車で20分くらいの距離です。
キャンピングカーは私達の自宅までは行かずに、自宅から200メートルくらいの場所にあるコンビニの駐車場に停まりました。
妻が車から降車すると、キャンピングカーはすぐに出発し、妻はキャンピングカーを見送ると、コンビニで翌朝食べるであろうサンドイッチを購入して徒歩で帰宅しました。
自宅へ入った妻を遠くから見守り、私は大通り沿いにある漫画喫茶に泊まることにしました。
途中、ドンキに寄り翌日に備えて、替えのTシャツと下着を2日分、それに着替えを入れておくためのリュックを購入し、漫画喫茶に入り、大和さんにメールを打ちました。
私「今日はお疲れ様でした。そして、おめでとうございます。今週は妻は大和さんのものです。」
既に自宅に着いていたのでしょう。大和さんからはすぐに返信があり
大和さん「ありがとうございます。多分、奥様は凄いポテンシャルがあると思いますよ。4つ目の約束覚えてますよね?明日からは私好みに奥様を開発しますよ(笑)」
私「約束ですからね。ただし、何度も言うようですが、妻が嫌がることはダメですからね。」
大和さん「それはモチロン守りますよ。」
私「明日も近くを付いていって大丈夫ですか?」
大和さん「大丈夫ですよ。明日はC県のT山に行く予定です。」
と返信が来ました。C県T山は隣の県にある標高が比較的低い山で高速を使えば二時間半くらいで着く場所にあります。
私は大和さんに「分かりました。ありがとうございます。」と返信し、漫画喫茶でシャワーを浴びてから着替え、実家の母には「まだ仕事が終わらないので明日も帰れない。」とメールを入れておきました。
時間を確認すると、時刻は既に午前2時半。
私は、スマホのタイマーを午前9時に合わせた後、リクライニングシートを倒すと、疲れがどっと押し寄せてきてしまい、すぐに眠りに落ちてしまいました。
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