ねっとりとした口奉仕。
唇から漏れた唾液はタマを伝ってソファーに垂れていった。
唾液まみれになったタマは、優しく指先で撫でられ、手のひらに揉み上げられた。
10分を過ぎる頃、射精感がこみ上げてきた。
真季を押し倒して夢中で腰を振っていた時には自覚できなかった、丁寧な口奉仕だからこそ感じた健二にとっての初めての射精感だった。
タマの裏と尻穴の間から、熱い何かが登ってくる・・・腰がガクガクと震えてうまく力が入らず、太ももの裏や脊髄が痙攣する・・・そんなふうに感じた。
ぁぁ・・・ぁ・・・あ・・・ぁぁ・・・
健二の口から情けない声が漏れた。
その声に、真季は自分が褒められているような気分になった。
無反応な旦那からは得られない、女として認められたような感情が心に広がった。
(出して欲しい)
真希にとって初めての感情だった。
(早く欲しい)
そう思った。
射精されたい。
精液を出して欲しい。
自分に出してくれる事が、そのまま自分が認められた証明になる。
今までの全ての経験で・・・セックスですら感じなかった感情が心に溢れていた。
自分を女だと心で思った。
そこに結婚した事実や出産を経験したとゆう事実は関係ない気分になった。
(出して・・・お願い出して・・・お願い・・・)
そんな言葉が心に湧いた瞬間に、それは叶えられた。
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