「鏡の国のトイルーム
はァ。。。はァ。。。。
ガクンと膝を折りそうになった私を、スーツの男の一人が支えてくれます。私を抱きしめ、びくんびくんと震えている私の身体が凪ぐの待っています。
「アリスさま、鏡の国に着きました。歩けますか?」
ようやく落ち着きを取り戻した私に、男が囁きます。頷く私の身体を支え、次の部屋へと私を導いていきます。
スーツの男が部屋のドアをノックすると、中からミツバチの格好をした小柄な男が現れます。
「アリスさま。鏡の国のトイルームへようこそ!」
子供。。。?
一瞬、理性が甦ります。
目の前にのミツバチは、ハロウィーンの仮装に興じているような少年に見えました。
「あなた。。いくつ?」
「いやだなぁ、アリスさま。おとぎの国で年の話はご法度ですよ。でも、心配してくれてるんですよね、わかります。小さいから幼く見られますけど、これでも22歳です。アリスさまと遊んでも、お巡りさんに叱られることはありません。」
「そうですよ、アリスさま。僕たちアリスさまとオモチャで遊ぶの楽しみにしてたんです。さ、こちらへ!」
もうひとり、似たようなイメージのミツバチに部屋の中まで引っ張りこまれます。
気付くとスーツの男は消えていました。
アリスにミツバチなんて出てきたっけ......?
関係ないことが頭の中をよぎります。
二人のミツバチに迎えられた部屋は、暗闇の中、わずかに淡い灯りがともされていて、広さも中の様子もよくわかりません。
「アリスさま。スーツの騎士たちと戦ってお疲れになったでしよう?どうぞこちらの椅子におかけください。今、飲み物をお持ちします。」
私はすすめられるままに部屋の中央にある、大きな椅子に腰をおろします。
「鏡の国のウェルカムドリンクです。どうぞ。」
ミツバチが、今度は蜂蜜で味付けられた甘いお酒を私にすすめます。「馬車」の中で、だいぶ声を出してしまい、喉が乾いていた私は一息でそれを飲み干してしまいます。
「あ。アリスさま!そのお酒は強いので、もっとゆっくり。。。って、もう遅いですね。。いいでしょう、かえって話が早い。すぐ遊びに入れるぶん、お客さまも喜ばれるかも。。」
「しっ!」
何やらミツバチが話しています。
私は蜂蜜のお酒を飲み干してから、目の前の動きがスローモーションに変わるのを感じていました。身体がお風呂上がりのように火照っています。
「ミツバチさん。この部屋、暖房キツくない?なんだか暑い。。。」
「アリスさま。先ほど召し上がったお酒はとても美容に良いもので、身体の代謝が上がっているのです。でも、汗をおかきなので、おふきしますね。」
そういうと、1人のミツバチは私のドレスを脱がせ、もう1人のミツバチがホットタオルで身体をぬぐっていきます。
裸にされて身体を拭かれているのに、蜂蜜のお酒と薄暗い空間のお陰で、恥ずかしさよりも気持ち良さに負けて、私はなすがままになっています。
スーツの騎士達に責められた下半身も綺麗に拭われ、私はそのまま眠ってしまいそうな心地よさに、うっとりと酔っていました。
「さあ、アリスさま。お身体も綺麗になりました。僕たちとオモチャで遊びましょ。最初に少しだけ準備させてくださいね。」
1人のミツバチは私の手を取り、片手ずつバンザイの姿勢で椅子の背の板に固定します。
足首も、椅子の脚の部分にベルトで固定されます。
もう1人のミツバチは、私の腰にベルトのようなものを巻き付け、私の襞の左右に柔らかい留め具を取りつけます。
「アリスさま。すこーし、椅子が動きます。」
ミツバチが私の座っている椅子の横についているハンドルをぐるぐるまわすと、私の座っている椅子の背が少し後ろに倒れ、足首を固定していた板が徐々に左右に開いていきます。
ミツバチがハンドルから手を離したときには、私は両手の自由を奪われ、両足を大きく開き、下半身の襞も左右にぱっくり拡げられていました。
「お花が開きましたね。僕はミツバチです。お花の蜜をいただきます。」
1人のミツバチが、大胯を拡げた私の股関に膝まづくと、ベロンと舌を這わせます。生暖かい湿った舌が私のそこを上下すると、尖った唇が私の突起を、ちゅるっと吸い上げます。その動きがエンドレスで続き、私が「ひぃ~、ひぃ~。」と声をあげ始めた時です。部屋が明るくなしました。
あっ......!
鏡です。
目の前の壁も、左右の壁も、天井も床も、全ての平面が鏡になっていて、ベルトで身体を固定された私を、前から横から天井から床から写しています。
「いや~っ!!」
天国から地獄に突き落とされた気分の私は叫んでしまいます。でも、空しい抵抗。。。既に身体の自由は奪われています。身をよじればよじるほど、手足の固定具は食い込み、襞は拡げられてしまいます。
首を左右に振ると、隣のテーブルが目に入ります。そこには所狭しと大人のオモチャが並んでいます。
ミツバチがピンク色のオモチャを手に私に近づきます。
「アリスさま。最初のオモチャは、最新式のクリトリス吸引器です。僕たちと同じ、アリスさまのお花の真ん中に、とまりたがってます。さぁ、遊びましょう。。。」
(続)
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