えっちなパートに差し掛かると、気のせいか、お客さんさんの周りの空気が変わってくる。スタジオの中が、心なしか熱を帯びてくる。直接の反応に、私自身も共鳴し、もっと、もっと、声を聞いて欲しい欲望にかられる。。。
「 アリスの馬車
ウサギに案内された次の部屋は、馬車というより、小さな電車の中を模した空間でした。
つり革が数本垂れており、大きな窓の下に布張りの椅子があります。なぜか、その椅子には等身大の人形が座っているので、座ることができません。
仕方なくつり革につかまって立っていると、ビジネススーツにマジシャンが使うようなアイマスクをつけた男性が4人、黙って入ってきました。それだけで狭い車内は満員電車のような状態になります。
男達は、私を囲むように立ち、つり革につかまります。それを待っていたかのように、「アリスの馬車、発車します。」と、車内放送が流れます。
ガタンゴトンと馬車が動き始めます。正確には、前に進むわけではなく、揺れだけを再現する動きです。
ガタン!
大きな揺れに合わせて右隣の男の身体が私の方に傾きました。身体を戻す時、男の左足が私の両足の間に挟み込まれます。そのまま、ジリジリと足を押し付け、私の両足を開いていきます。
スカートのスリットから手が差し込まれ、さわさわと私の太腿を上下していきます。直接肌に触れられ、それだけでもうびくんびくんと身体が反応してしまいます。
現実に電車の中で痴漢に遭ったら、こんな風に感じることはないでしょう。これは遊園地の中の、ごっこ遊び。。。
左隣の男はスカートの上からからお尻を触ってきます。最初はぴたっと張り付いたように私のお尻に手を広げ、徐々に弧を描くように撫でられ、時折、ぎゅっとお肉を掴まれます。
右隣の男の手が、太腿から付け根の部分へとジリジリ近づいてきました。下着の上から、私の敏感な部分を男の指がゆっくり行き来します。。
じゅん。。。
ウサギに胸を触れられていたころから、私のそこは濡れていました。レースの布地ではおさえきれず、どんどん溢れてきます。
うっ。。。!
クロッチの脇から、男の指が滑りこんできます。敏感な部分を直接触られ、私は前のめりに身体が倒れそうになります。
「おっと。」
後ろから別の男に肩を支えられます。
その手はそのまま前に伸び、襟元から胸に侵入してきます。さっきまでウサギの愛撫を受けていたそこは、とても敏感になっていて、男の指が軽く乳首をかすめただけで、ひっ!と感じてしまいます。
上も下も、触手に絡まれたように刺激され、私はつり革を掴みながらも、くねくねと動いて、快感をやり過ごそうとします。
敏感な突起をくるくると撫でまわしていた指が、襞を広げ、ズブリと膣奥に差し込まれます。
「うっ。。。!」
車体の振動に合わせるように、男は指をぐっと突き刺しては引き抜く動作を繰り返します。お尻の肉は鷲掴みにされ、乳首も容赦なく指で潰され、私はつり革を両手でつかんで立っているのがやっとです。
「ア。。。、ア。。。ン。アン。」
全身のあちこちから、快感を送られて、どうしても声がもれてしまいます。
耳元で男の一人が私に囁きます。
「アリスさま。そんな声を出してしまうと他のお客に気づかれてしまいますよ。」
もとより他のお客などいないのですが、もしもこれが現実の電車の中だったら、と想像すると頭の中が痺れていきます。
4人目の男が、私と、人形の間に入り込んできました。私の顎に指をかけ、くいっと上を向かせます。
「アリスさま。唇を開いて。。。」
言われるままに唇を半開きにして男を見上げます。
アイマスクの中の男の眼が、一瞬ぎらつき、荒々しく舌が襲いかかってきます。逃げる間もなく私の舌は捉えられ組伏せられ、吸い上げられます。。。
馬車はまだ停まりません。
動いている間中、私の身体と心も揺れ動きます。この馬車はどこに向かっていくのでしょう。。?
それが、快楽なのか、苦痛なのか、わからないまま、男達の掌に、指先に、唇に惑わされ、私は揺蕩い、崩れていきます。。。
「間もなく、鏡の国に到着します。」
アナウンスが、流れます。
あ、もうすぐ停まる。。。
頭の隅でそう理解したとたん、男達の手の動きが速まります。
ア。。。ァ。。。アァッッ!!く、来るッッ。。!
私の中から、熱い液が流れだし、男の指を伝ってポタポタと床に落ちていきます。
馬車が停まった時、私は足元に、小さな泉を作ってしまいました。。。」
(続)
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