「・・・どうゆう意味?」
気の抜けた奉仕だとビンタされた。
心の底から大切に思う男の怒った顔に、叩かれた痛みよりも嫌われる恐怖が先にたった。
すぐに言い訳をした。
最近、娘の様子がおかしいと。
それをふと思ってしまったと。
言い訳するなと、さらにビンタさせると思っていた。
これまでに何度か逆鱗に触れ、そのたびに徹底的に乳房やお尻を叩かれた。
今日もそうされると覚悟したけど、ケンジは静かに笑っていた。
「金曜、あのビルに来いよ・・・」
「・・・どうゆう意味?」
ケンジは私の問いに答えず、「来ればわかる」と笑った。
使われる日は、だいたいが前の週には決まっていた。
もちろん私の都合など無視に突然 決まる日が無いとは言えない。
けれど、関係を・・・私を都合よく玩具にし続けるために、仕事や家庭を壊すリスクを無闇に増やさないために、だいたいは事前に決まっている。
ましてや、ダメだと言われていた日に呼び出されるなんて・・・?
私は表現できない、答えのない疑問にソワソワとしながら金曜を待った。
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