あぁっ! あっ! あ゛! あぁっ!
すごいっ! あぁっ! あっ! あぁっすごいっ!
こわれるっ! あぁっ! あぁっ! こわれるっ!
あぁっ! あぁっ! 気持ちいいっ! あぁっ!
あっ! あ゛! あぁっ! あぁっ!
男は両手で妻の胸を掴み、乱暴に腰を突き上げた。
そのたびに跳ねる自分の体を、妻は男の首に抱きついて支えていた。
ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ、とスプリングの軋む音が響いていた。
男が何かを囁き、妻が分厚い唇に舌を入れた。
美しい唇を貪るような下品なキスをしている間も、男は腰を突き上げていた。
そして数分後には、獣のような声を上げながら妻が絶頂していた。
妻の絶頂の後も、男のピストンは続いた。
すごい、きもちいい、もっとください、またいきそう・・・そんな言葉を叫ぶ妻を覗いていた。
セックスというよりも生殖行為と表現したほうが合う、暴力的な行為が続く。
ふと視界の奥に立つ男を見ていた。
確か30歳だっただろうか。
何度も公園で見た男だった。
そして、グループトークの中で妻を飼育している2人のうちの1人。
つまり『覗き』だけでなく『調教』も趣向に持つ男。
だから覚えていた。
たしか名前はケンジと呼ばれていた。
ケンジは乱れる妻の姿を楽しみながら、チラチラと壁のほうを見ていた。
壁に視線をやるたびに、ゲスな笑みを浮かべていた。
よく見るとそこには、1~2センチの穴が開いていた。
しばらくして、ケンジがこちらに背を向けた。
ベランダに続く窓を開けて出ていく。
気になり、俺は妻が犯されている部屋の隣、ベランダに出たケンジが向かった方向の部屋の扉の前に立った。
真っ暗に見えたその部屋を覗くと、天井からぶら下がる電球が1つ点いているのがわかった。
俺が覗いている先で、薄暗い部屋の中にカラカラと窓の開く音が静かに響いた。
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