「方向が違うよ・・・奥さん」
そういって男は妻に声をかけたらしい。
「あんたが行くのは逆だろう?」
「展望台の裏の便所・・・意味は分かるよな?」
妻を囲んで煽り・・・けれどわざと手は出さずにその瞬間を待った。
そして妻は俯いたまま振り返り、遊歩道を登っていった。
へっへっへっ・・・
そう笑った田崎が、携帯の画面を俺に向けた。
画面には妻の顔が映っていた。
カメラを見つめ、夫である俺には見せたことの無い艶やかな笑顔を浮かべる妻。
その顔には、1人分じゃないと一目でわかる量の精液が散乱していた。
左の頬から髪の毛に、右の頬と唇からアゴに、瞼から鼻筋の右側を通って唇に・・・
まさに顔中がせいえきまみれで、絶頂した直後のような妖しい笑顔を浮かべていた。
「ありゃ本物のマゾだな・・・しかもチンポに飢えてる」
たぶん、家の中じゃレスなんだろうと田崎が言った。
ほったらかされて、飢えて、こんな場所に来るんだろうと。
「下から突き上げられながら、両手に持ったチンポに交互に吸い付く姿なんて淫乱そのものだったぜ」
そう言って笑った。
顔の前でチンポを扱いてやると、嬉しそうに舌を伸ばしたと・・・
命令もしてないのに自分から舌を動かして吸い付いたと・・・
ガンガンと打ち付けるように腰を振って喘いでいたと・・・
「ほら、見てみろよ・・・」
画面はSNSのグループ画面に変わっていた。
そしてそこには数分前のメッセージが表示されていた。
『今から向かいます』
そう書かれた文字の下には画像が添付されていた。
それは更衣室の姿見の前に立つ妻の自撮り画像だった。
その胸には黒いマジックで『触ってください』『精液をかけてください』と書かれていた。
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