朗読を録音し終えて、菅原にデータを送信する。
私が3月まで仕事を続ける条件の2。
松本との体験を小説にして朗読する約束は果たした。
電動ドリルバイブで、何度も上り詰めた後、当然のように松本自身に貫かれたことは敢えて書かない。
菅原から、もしイメージ画像を撮りましょうと言われても、今回は、きっぱり断る。
タクマも必ずこれを見るはずだ。
この時期、彼をいたずらに刺激したくない。
単なる作品としてだけなら、仮に問い質されても「妄想よ、妄想。」という一言で済ませることができる。
条件のその1。
これから2ヶ月間、松本の「趣味」につきあうこと。それは、SMホテルに連れ込まれた翌週に始まった。
遅番で出勤すると、デスクの上に黒い小さな紙袋が置かれている。
更衣室の内カギをかけ、中身を確認すると、自分では絶対買わないような、恥ずかしい形の下着とメモが入っている。
「今後、この包みが置かれていたら、メモの指示に従ってください。今日はこれを身につけ、20時に塾長室に来てください。」
私はメモを他人に見られないようシュレッダーにかけ、20時まで仕事に専念する。
一昨日、作品は配信されたがタクマは今日も変わらず予備校で授業を受けている。授業の後に顔を合わせても特に変わった様子はない。
自分なりに、受験まで頑張ろうと決意したのかもしれない。
19時55分。
更衣室で、例の下着にこっそり履き替える。中央にスリットが入った両サイドが紐のパンティー。その上にストッキングを履き、塾長室をノックする。
「どうぞ。」
「失礼します。」
「鍵を締めて、そこのソファに座ってください。」
塾長室は、来校する客に応対するための応接室をかねている。
松本のデスクから、正面のソファに座るよう指示される。
「プレゼントは気に入りましたか?スカートを上げて、見せてください。」
制服はタイトスカートなので、かなり無理があるのだが、脱がされるよりはマシなので何とか言われた通りの姿になる。
「それじゃあ、よく見えません。ストッキングを脱いで、両足を広げて。」
「......。」
その通りにすると、スリットの入った部分が左右に開き、襞の部分が露出してしまう。。
「いいですね。卑猥な部分が丸見えだ。周りのレースに彩られて、妖しい花のようですよ。」
松本はそばに寄ってきて私の足元にしゃがみこむと、スリットをさらに広げ、ぴちゃぴちゃと音をたてて、その部分を舐め回す。
声が出そうになるのを必死で抑え、快感に耐えていると、ずぼっと二本の指まで挿し入れられる。お腹側の弱い部分を責められ、自力で我慢することが難しくなる。
私はポケットからハンドタオルを取り出し、それを噛み締めて、声を抑える。
「声がもれそうですか?この部屋に防音設備はありませんからね。では、声が出ないよう口を塞いであげましょう。」
松本は立ち上がるとベルトを外し、硬くなったそれを私の顔の前につきつける。
私はハンドタオルを口から外し、松本のそれをゆっくり飲み込んでいく。
今度は松本が声をこらえる番。
時々、上目づかいに松本の表情を盗み見ると眉間にシワを寄せて目を閉じ、快感に耐えているように見える。
「......挿れることには拘らないと言いましたが、こうなってしまうと収まりがつきませんね。あ、タオルは必要かもしれません、防音のために。」
松本は私の唇から身体を抜くと、私にゴムを手渡し、つけるよう促す。その作業が苦手で、私が手間取っていると、松本は私の襟元に手を差し込んで乳房をまさぐり、乳首をつねる。
何とかつけ終えると、松本は私をソファに寝かせ、再び私の両腿を大きく開く。スリットの真ん中に何度もそれを行き来させ、ズブリと私の中に沈みこませる。。。
社内で、着衣のまま、スリットの入ったパンティの中を貫かれる異常な状況に、私は震え、あえぎ、その声を外にもらさないようハンドタオルを噛み締める。。。
(続)
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