「あら、ノンちゃん、ご無沙汰~」一年ぶりに同級生がママをつとめるスナックに私はやって来た。
「あれからずっと来てくれなくて寂しかった~、あの若い女とまだ付き合ってんの?」美優紀が以前この店に来て、私を連れ出した一件からこの店にきづらくなっていた。
「まあ、別れたような、別れていないような」
「でもまた来てくれたってことは、あたしに会いたくなったからでしょ」
「そうだな、たまには息抜きしないとな」
「そうよ、あたしなら何も遠慮しなくていいから、いいスーツ来てるわね、それから、時計だって」
「転職したんだ」私は光之の会社の専務になっていた。そして光之は父親から社長の座を譲られていた。会長は孫娘が可愛くて仕事どころではないらしい。私の妻の美智子が産んだ子だ。
「凄い、専務さんになったんだ、お祝いしないとな」回りに店の他の娘たちも集まってきた。
「みんな、今夜はノンちゃんの出世いわいよ~」ママがシャンパンを開けた。
妻は女の子を出産して、現在は光之の家にいる。我が家は優子が面倒を見てくれているが、娘の光希と息子の翔太は毎日やりまくっているようだ。私は家に足が遠のくこともしばしばだ。そんな時は、由真のところで、由真とミクを抱いたり、美優紀と美海を抱いたりしている。
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