金曜、私の家に来客があった。隣町の小学校教師真美だ。スレンダーな美人だが、控えめなメイクと地味なスーツに身を包んでいた。夕食が終わる頃だった。私が玄関に迎えに出た。
「初めまして、隣町で小学校の教師をしています、真美です。翔太君のお父さんでしょうか?」
「ええ」事情を知りなければ息子が何かしでかしたのかと思ってしまうような勢いだ
「すいません、翔太君に会わせてもらえないでしょうか」
「まあ、中にどうぞ」私は真美を中に迎え入れた。
「呼んで来ますね」この3週間、息子は真美と会っていない。妻に夢中なのだ。
「翔太、真美先生が来てるよ」
「会いたくない」
「おい、せっかく来てくれたのに」
「もう会わないって言って」妻が息子の肩に触れた
「僕、ママがいいんだ」
「翔太」妻は困惑している
「わかった」
私は真美に帰るよう告げた。真美は口唇を噛みしめ帰ろうとした。
「外で話しましょう」
「はい」私は近くのファミレスに入った
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