更衣室で、その金キラのブラジャーと、お揃いの細い細いパンティを身につけ、薄いラベンダーのスカートを履いて鏡に全身を映してみる。
ヤらしい、格好。。。
シルクジョーゼットのスカートから、パンティのスパンコールがキラキラと透けて見える。片側は深くスリットが入っていて、足を横に出すと太腿の上まで丸見えになってしまう。。ある意味、裸より恥ずかしい。
少し猫背になって、フロアに戻る。
「あら、よく似合うじゃない。白い肌に金色が映えること!でも、そんな姿勢してたら素敵な衣装も台無しよ。もっと胸をはって前を見て。」
スタジオの壁は、ダンスレッスン仕様で、一面鏡ばり。そこに、いかにも着慣れない衣装を着て落ち着かない表情の自分が映っている。
「女性の身体の魅力はね、ここのくびれよ。胸やお尻に多少難があっても、ここがキュっと締まっていたらステキなスタイルに見えるから。」
そう言って、細くはない私のウエストを両手で挟む。
「ベリーダンスは、この部分を鍛えるのにとてもい踊りなの。今日は初めてでしょうから、ベリーダンスの基礎、ヒップサークルの動きだけを練習しましょ。私の真似をしてね。」
近藤トレーナーは私の横にポジションを取ると、腰に手を当て、ぐっと左横にそれを付き出す。次に前に、そして右横に、最後にお尻を後ろに、腰で円を描くように動いてみせる。
鏡ごしに、腰を艶かしく動かすトレーナーを見ていると、どうしても下半身に目がいってしまう。
「はい。やってみて~。腰をひだり~、まえ~、みぎ~、うしろ~。」
トレーナーの真似をして腰を回してみる。実際やってみると、キツイ動きであることがわかる。
。。。汗が出てきた。。。。
「そんなこわい顔してちゃダメよ。唇には微笑みを浮かべて、男を誘うように。。。ん
~ダメダメ。もっと大きくゆったりと回して。」
トレーナーは私の背後に回り、腰を両方の手で掴むと、自分の腰を密着させてサークルの動きをリードする。
「そう。軸は安定させてお尻だけで弧を描くの。。。」
2人で重なるように身体をくっつけて腰を振っていると、だんだんヘン気分になっていく。
トレーナーの固いアレ、お尻に当たってる。。
ぴっちりタイツで覆われていた部分が、大きさと固さを増してお尻の上の部分に押し付けられる。それを感じ、私はますます、たまらない気持ちになってくる。
すっと私から離れると、トレーナーは音楽のボリュームをあげる。
「だいぶなめらかな動きになってきたわ。この曲に合わせて踊ってみて。」
欲望に火をつけかけられて、すっと消された気分の私。
もっと感じたい。。。
その思いが身体に出るのか、それとも官能的な音楽に酔ったのか、私はお尻で円を描き続ける。
トレーナーは、そんな私を見ながら、ゆっくりと例のタイツを脱いでいく。再び私の後ろにぴったりと腰をつけ、スリットから手を差し入れてスパンコールの下の部分に指を這わす。。
「いいわ、兵藤さん。淫靡な動きになってきた。次はこの動きの応用編ね。」
ヒップサークルの動きに合わせて、しばらく私の襞の入口に触れていたトレーナーは、床にヨガマットを敷くと仰向けに横たわる。タイツの締め付けから解放されたそこは、天にむかって聳えている。
「私の上で、踊って。。.」
私は音楽に合わせて腰を降りながらトレーナーの上に跨がる。自らスパンコールの布をずらし、ゆっくりトレーナーの高ぶりを飲み込んでいく。
じゅぷぅ。。
根元まで飲み込むと、再びヒップサークルの動きを再開する。太腿の筋力が弱い私は、スクワットの騎乗位より、この動きの方が合ってるみたい。
「あ。。。兵藤さん。。上手よ。。すごいエロチック。。」
トレーナーに貫かれながら、私は腰を回し続ける。トレーナーの両手が金のブラジャーに伸び、スパンコールの上から乳房を愛撫する。直接触られているわけでもないのに、自分の眼にうつる画に感じてしまう。
「えいっ!」
私の下で完全に受身を貫いていたトレーナーが身体を起こす。
「気持ちよかったわ。次は私の番。つかまっててね。」
私を上に乗せたまま、トレーナーは座位の体位でずんずん私を追い詰める。
アッ。。。、アッ、。。。アン。。。アン。。!
衣装だけはアラブのお姫様の中年女が、クォーターのイケメンに跨がってあえぐ姿が、残酷なほど修正なく大きな鏡に映し出される。
淫夢のように醜悪で淫らな身体の絡まり。。
あっ。。!
ひときわ官能的な音楽のクライマックス。
その頂点を子宮に感じ、びくんびくんと余韻に浸る。。。
(続)
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