「今日は、屋外のトレーニングとなります。部位的には、内腿を鍛えるトレーニングです。前にもバイブを入れていただき、ショーツは履かずに外に出ます。万一、公衆の面前で、バイブを落としてしまったら。。。分かりますね。」
どれだけ、恥ずかしい思いをするだろう。。想像するだに、恐ろしい。
「だからこそ、トレーニングになるのです。では、右足をバスタブに乗せてください。」
その通りにすると、トレーナーは私の秘部に指を沿わせ、くっと中に指を入れ込む。
「ここにも、バイブを入れてあげますから。絶対、落とさないように力を入れてくださいね。。。」
中が既に潤っていることを確認すると、トレーナーは、膣とクリトリスを同時に刺激する二股に分かれたバイブレーターを私の中にぐっと入れ込む。前の襞を左右に開いて、バイブのベロの部分がクリトリスを確実に捉えるよう位置を確認し、一番奥まで沈ませていく。。
お尻の穴にも一つ入っていて中が狭くなっているのか、半端のない圧迫感。入れただけでこれだと、もし振動したら。。。
私の心配を察してか、トレーナーは口の端だけでにやりと笑うと、「動作確認しておきましょう。」と、リモコンのスイッチを入れる。
!!!!!!
「これは最弱です。時々スイッチを入れますので、落とさないよう気をつけて。さあ、外に出ましょう。今朝は天気もいいので、海が綺麗ですよ。着替えができたらロビーに降りてきてください。当ホテルのプライベートビーチにご案内します。」
トレーナーに、下着は上下とも着けず、スカートタイプの洋服を着てくるよう言われ、私は黒のカシュクールワンピースを着る。裾にふわっとしたボリュームがあり、ノーブラを誤魔化せるのは、このワンピースくらいしか持ってない。これなら下半身のラインも外には響かないはず。
テーブルに用意してあったドリンクを飲む。
これを飲むとお腹が落ち着くと同時に、何故か身体が火照る。。。飲んだ直後から、バイブを埋め込まれた辺りがジンジンしてくる。
下半身をきゅっと締め、異物感と戦いながら、そろりそろりとロビーに向かう。トレーナーとこれほど離れていれば、急にバイブが震え出す心配はないはず。
通常の倍の時間をかけて、やっとロビーにたどり着く。フロントの側に酒井トレーナーが待っていて、笑顔で私を迎える。
「行きましょう。こちらです。」
と、手を繋がれた瞬間、ビリビリとバイブが振動する。。。。歩けない。。。前屈みになりそうな私に、トレーナーが囁く。
「周りの人に気付かれてもいいんですか?ゆっくりでいいから、歩いて。。」
トレーナーに手を引かれながら、エントランスに向かう。はたから見たら、年の差カップルに見えるかしら?。。。うっ。。!
トレーナーは気まぐれにスイッチを入れたり切ったりを繰り返す。その度に、足が止まってしまう。
ふと前を見ると、見覚えのある2人が目に入る。
あ、中沢トレーナーと、あの人は、えっと確か神林さん。。。
私は、同じモニターの若い方の女性の名前を思い出す。神林さんは腰にゆったりとパレオを巻き、平沢トレーナーと手をつないでいる。
彼女の歩き方も、どこか、ぎこちない。。。
神林さんも、私と同じように、バイブを埋め込まれているのかも。。。
そう考えると、ぞくっとする。
あっ、また。。。!
クリトリスに響く振動をやり過ごすうちに、2人を見失ってしまう。エントランス周辺は、多くの客で賑わっており、特に自分が注目されているわけでもないのに、下着も着けず、バイブで快感を送り込まれている異常さに、頭まで痺れてくる。
ハイビスカスが咲き乱れる美しい庭に、やっとのことでたどり着く。汗ばんでいるのは、眩しい太陽のせいだけではない。
「海はすぐ、裏手です。今日は平日で時間も早いので、人手もそれほどではありません。ゆっくり楽しんでいただけますよ、ゆっくりね。」
トレーナーは意味深長な微笑みを浮かべ、私をホテル裏手のビーチへと導く。。。
(続)
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