「うわぁ、素敵。。。!」
案内された部屋は1人で泊まるのがもったいないくらい広くてお洒落。真っ白い壁に、沖縄らしい調度品をあしらったインテリア、キングサイズのダブルヘッド。。。そして何よりバルコニーからの眺め、正真正銘のオーシャンビュー。
「この後、中沢トレーナーがドリンクをお持ちします。それまでは、どうぞゆっくりお過ごしください。」
そう言って、川田トレーナーは部屋を出ていく。
私、あの人とセックスしちゃったんだよな。。でも、何て言うか、ホントにトレーニングみたいな感じ。。いいのかな、これって。。
あー、それにしてもお腹がすいた。疲れた。。
私はベッドに倒れこむと、だんだん意識が遠のいていく。。
~セクササイズ 2~ 中沢トレーナー
ちゅっ。。。ちゅっ。。
唇に、何か柔らかいものが触れている感触で、目が覚める。
な、なにっ!?
「あ、ごめん。起こしちゃったね。」
ニコッと笑う人懐っこい瞳。
「中沢です。兵藤さんですよね。玲子さんって、呼んでいい?」
黙って頷きながら状況把握に努める。確か、川田トレーナーが、後で中沢トレーナーが来るって言ってたっけ。全体の紹介の時は、混乱していてよく見てなかったけど。。。若い!
20代前半ではないかと思えるほど、あちこちが若い。肌のはり、唇の色、鍛えられてはいるが全体的には細く、しなやかと言ってもいい身体。
「えっと、中沢トレーナーですか?」
「そう!覚えてくれた?」
一番若いのは、話し方かもしれない。
「玲子さん。川田トレーナーとのトレーニング、大丈夫だった?大変だったでしょう?あの人Sだから。」
面白そうに、私の顔を覗きこむ。
「とりあえず、これ飲んでて!僕、お風呂の準備してくるから。」
また、あの、ドリンク。
これ、栄養成分以外にも絶対何が入ってる。。
そう思うのだけれど、口にできるものはこれだけなので、結局は飲み干してしまう。
「飲めた?じゃあ始めようかな。あ、心配しないで。川田トレーナーとしたようなトレーニングじゃないから。」
そう言うと、私の隣にピタッと座り、顎に指をかけてくる。
「僕、学生のころバイトでレンタル彼氏してたんだ。聞いたでしょ?気持ち良くなって、食べること忘れようって。食欲より、性欲と睡眠欲。今夜はその2つを僕が満たしてあげる。」
そう言うと、くっと私の顎を上向かせ、唇を重ねてくる。小鳥が啄むようなキスをしながら、身体を撫でるように触れてくる。
背中のジッパーに手が回り、ゆっくり下げられていく。私の上半身をあらわにすると、耳たぶを唇で挟みながら、こう囁く。
「オイルマッサージするから全部脱がせるよ。
慣れない部分の筋肉使ってるから。明日痛くならないように。」
再び私の唇をとらえながら、ブラジャーのホックを外し、ワンピースを足から抜き、ショーツを下ろし、私は本当に全部脱がされてしまう。
トレーナーはバスタオルをベッドに敷くと、うつ伏せに寝るよう私に指示する。私が横になると、その上に、もう一枚、バスタオルをかけてくれる。
「じゃあ、始めるね。」
トレーナーは、両手にオイルを馴染ませると私のふくらはぎを包み込むようにマッサージし始める。
華奢に見えても、そこは細マッチョ、力強いタッチで私の身体をほぐしていく。
ふくらはぎから、太腿、お尻、腰、背中、肩。中沢トレーナーの暖かい手が身体中に触れていく。純粋なオイルマッサージで、愛撫されているわけでもないのに、ぬるぬるとした手が身体を滑ると、私はピクンピクンと反応してしまう。
トレーナーは、その反応を楽しむかのようにくくっと笑う。
「気持ちいい?もっと気持ちよくしてあげる。。玲子さん、肌すごくキレイ。白くて、柔らかくて、僕も気持ちいい。。。」
さすが、元レンタル彼氏。
営業用のリップサービスと分かっているのに、甘い言葉に耳が酔わさせる。
「仰向けになって。」
また足先から上に向かってマッサージは進み、鼠径部にまで指が滑りこむ。うつ伏せの時は触れられなかった足の付け根を、トレーナーは執拗に刺激していく。
あぁ、。。。ダメダメ。。気持ち、いい。。。
「玲子さんのここ、もうぐちゃぐちゃ。。濡れてるよ。。まだ、触ってもないのに。」
そう言うと、イタズラのように一瞬クリトリスを中指で触れる。
ひゃん!
「まだ、お預け。次、上半身ね。」
再び、たっぷりとオイルを両手に馴染ませると、お腹から胸に向かってマッサージされる。
トレーナーのぬるぬるした両手が、ゆっくりと、何度も何度も乳房のまわりを行き来する。
じわじわとしたその動きに私の方が耐えられなくなり、思わず口走ってしまう。
「お願い。。乳首、さわって。。。!」
中沢トレーナーは、ふっと微笑み、親指と人差し指で、私のそこを、きゅ~っと摘まむ。
ぁ、。。。あん!
(続)
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