目の前の美しい女性は、腰の薄布に手を掛けると身を屈めるような姿勢から次第に薄布を下げていく。むっちりとした白い臀部が僕の目の前に晒された。まさか他人に、ましてや息子の友人である僕に覗き困れている事など夢にも思っていないであろう。僕の心拍数は更に上昇していた。ネットや雑誌などでは女性の裸体など幾らでも見ることが出来た。しかし、目の前の女性は紙や映像などの次元ではなく立体的に現実の姿を見ることが出来ていた。一糸纏わぬ姿で立ち上がると薄紫の布を洗濯機の中に入れ込んだ。目の前に立っている姿は芸術の域にすら感じていた。仕事柄のせいも有るのだろうか、姿勢も正され熟された身体付きも溜め息がでるほどである。おばさんに対する憧れ…強烈な恋心が秒針に合わせるように高まって行くのを感じ取れていた。(おばさん…綺麗だよ。僕なんか恋愛の対象外だろうな…)願望と絶望が頭の中で交錯していた。
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