妻はリビングのソファーに座っていた。
足を組み、俺がいない正面を見ていた。
「服をとりにきたの・・・少し時間ができたから・・・」
もしかしたら、少しの緊張があるのかもしれない。
そう感じる表情で言った妻の言葉に、俺は返事を返すこともできずに立ち尽くしていた。
妻が無言で、着ているスーツのジャケットのボタンを外していく。
そのまま勢いよくガバッと脱ぐと、そこにはブラウスも下着もない妻が現れた。
白い乳房。
そこにちらばる14個のキスマーク。
よく見ると谷間に、脇に、皮膚の上で乾いた精液の筋がある。
妻の視線が俺を催促する。
俺は妻の視線のまま、妻とテレビの間に立つ。
いや・・・正確にいうと違う。
妻とリビングのテーブルの間。
つまり、妻の開いた足の間に立ったのだ。
無言の時間
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