なんとも・・・まぁ・・・
久しぶりの3人との、いつもの居酒屋で受けた印象の統括は、そんな感じだった。
超えた人と、超えてない人。
潜在的に持っている人と、そこに到達する前にブレーキがかかる人。
・・・いや、潜在的に「持っていない」からこそ・・・「足りていない」からこそ、超えたように見えるだけか。
そんな事を考えながら、アルコールの回った頭で玄関の扉に鍵を入れた。
解除側に回して、そこに手応えが無かった事を感じた瞬間、心臓がドクンッと跳ねた。
玄関の扉を開く。
電気はついていない。
靴を脱いで、廊下に足を踏み入れる。
そのままカバンを落として廊下を歩く。
突き当たりの扉・・・リビングの扉のノブに手を掛け、深呼吸をしてから押し開く。
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