「なぁ・・・」
不意にタツヤに話しかけられた。
俺は無言でタツヤを見る。
タツヤは妻の頭の側に移動し、座ってタバコを吸っていた。
「・・・あんたも、こっち来なよ」
またあの目だった。
俺よりも、山崎達よりも年下だろう男の、有無を言わせない威圧的な目。
「・・・ほら、こっち来い」
声を荒げている訳ではない。
けれどその音には、逆らえない何かがあった。
俺は立ち上がり、タツヤの前に移動する。
ちょうどテーブルで言うところのお誕生日席。
大きく足を開く妻と、その足の間で腰を振るケンジがほぼ正面から見える。
タツヤの太腿に乗せられた妻の顔が、俺の膝に着きそうな距離にあった。
俺が掘り炬燵に足を入れて座る頃、快楽にまみれた表情の妻が、押し殺した小さな声で「・・・また、いっちゃう」と言った。
「はっはっは・・・またイッたか?」
ケンジは楽しそうに笑っている。
「何回目だ?・・・さっきからイキッぱなしだな?おい」
「ぁあっ・・・だめ・・・ダメッ・・・またっ・・・ぁぁあぁっ」
俺の膝から数センチ先で、妻が背を反りながら、頭をイヤイヤと左右に振りながら絶頂している。
10代の見知らぬ男のピストンにイキ狂っている。
「そんなんじゃ保たないぞ?へへへへ・・・アニキだってまだなんだしな・・・」
「お・・・またイクのか?・・・イキそうなんだろ?・・・ほらっ、ほらっ、ほらっ」
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
ケンジが腰を妻に打ち付けると、ケンジの言葉通り妻がビクンッと体を痙攣させる。
「ぁぁあぁっ、イクッ、イクッ、イクゥッ!」
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