言葉に詰まったままの俺を、妻は妖しい笑顔のままで見つめていた。
無言で、卑猥な熱を帯びた視線で追い詰められていく。
そんな俺を、妻は声を出さずに笑った。
「男を探してきて欲しいの・・・」
「誰でもいいわ・・・どんな男でも・・・」
とても楽しそうな声。
とても嬉しそうな表情。
「足りないの・・・もっと欲しいの・・・」
「探してきて欲しいの・・・あなたに・・・」
睨むのとは違う、けれど強くて妖しい目。
楽しそうに、まるで子供が虫を殺す時のような表情。
俺は声を出せないまま、頷いた。
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