肩がピクと震えた気がした。
眉が少し悲しそうにすぼまった気がした。
けれど妻は川口の腕に抱きつかれたまま俺の目を見つめていた。
「ほらほら主任、ちゃんと自己紹介しなよ」
山崎が見つめ合う無言の時間を壊す。
「黒木と言います・・・3人とは同じ会社で・・・主任を任されています・・・」
妻はたどたどしく、少しずつ、1つづつ言葉を重ねる。
「同じ営業部で・・・」
川口がグイッと妻の肩を揺さぶる。
妻の目を邪な目で睨んでいる。
山崎はもちろん川口の趣向を知っているのだろう・・・そんな光景を、何も言わずにニヤニヤと眺めている。
席順で負けたせいか、さっきまで少し不満そうにしていた杉本までが同じような下品な笑顔をして妻の言葉を待つ。
妻はゆっくりと3人を見渡し、視線を俺に向けると静かに深呼吸をした。
「黒木優子です・・・主任をしていますが・・・本当は淫乱女です・・・旦那がいます・・・でもチンポ狂いなので・・・この人達の肉便器をしています・・・」
聞き終わるよりも早く、3人が大声でギャハハと笑った。
1人は手を叩き、1人は膝を打ち、1人は妻を揺さぶりながら笑っていた。
「どう?どう?良いでしょ!」
「最近、特に従順になってきたな!」
「コレ言わせるの好きなんだよね」
「変態!変態男!」
「ほら、これ見てやってよ」
笑いすぎて苦しそうな山崎が俺を見ながら、身動きせず俺を見つめている妻の胸元に手を伸ばす。
山崎がジャケットの襟を引っ張ると、ブラウスも下着もない妻の体が・・・白い乳房が露出した。
いつからこんな格好をさせられていたのか・・・個室の中に服は見当たらない。
「わかるでしょ?コイツ、ホンモンなんだよ」
山崎はハーッハーッと息を整えながら話している。
「ま、画像も見せたしわかってるとは思うけどさ・・・」
露出した乳房を鷲掴みにしながら山崎は妻を見る。
「チンポに狂ったんだよな?・・・我慢できなくて、チンポ欲しくてたまらないんだろ?」
妻の顔は俺の方を向いたまま、俺を見つめたままで耐えている。
「ほら、言えよ・・・ほら・・・」
山崎は妻の胸を乱暴に、グイッグイッと揉んでいる。
「言えって・・・ほら・・・」
「わたしは・・・」
妻が口を開く。
「私はチンポに狂いました・・・」
最初は弱々しく、諦めたように。
「チンポが我慢できません・・・」
けれどだんだんと熱を帯び始めていく。
「チンポが欲しいです・・・」
顔は上気し、息は熱くなっていく。
俺を見つめる目に卑猥な色が漂う。
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