帰宅し、妻の寝室に向かった。
クローゼットを開け、スーツとワンピースを入れ替える。
ブラウスを一番手前にして扉を閉じた。
衣装タンスの引き出しを開けて、俺は固まった。
顔面から汗が噴き出した。
鼓動が一気に荒くなった。
心臓が締め付けられ、呼吸がしにくい。
そこには昨日も乱したはずの下着が綺麗にたたまれ、そしてその上に乱雑に使用済みのコンドームが散乱していた。
散乱・・・そう、散乱だ・・・
なぜならコンドームは3つもあったのだから。
1つは半透明の黒いコンドームだった。
その下の下着が少し透けていた。
もう1つはグリーン、3つ目は透明なコンドームだった。
そして3つとも、見ただけでわかるほど大量に精液が入っていた。
気がつくと俺は携帯を取り出し妻にメールを送っていた。
何度も問い詰め説明を求めた。
文面に遠慮はいらないと思っていた。
なぜなら、「妻に伝わった」と感じたから。
わざわざ明かしはしない。
けれど隠しもしない。
そんな文面になったと思う。
メールが着信した。
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