「いやぁ、今日もたっぷり出しましたよ」
股間からコンドームを外している姿を、山崎は辟易とした表情しただけで無言で見ている。
この男・・・このマンションの管理人であり優子や山崎の会社の下請けに勤める男は、自分の股間に垂れたたっぷりと精液の入ったコンドームを外していく。
「まったく・・・夕方まで待てばコンドームなんて使わなくていいのに」
呆れた男だ・・・という言葉は使わずに、山崎は思ったことをそのまま口に出した。
「客に売る前にヤルからそんなの使わないといけなくなるんだぞ」
「いえいえ・・・まぁいいじゃありませんか」
管理人はピクピクと怒りに引きつる自分の表情が見えないように山崎に背を向け、床に崩れて肩で息している優子の頭を引き寄せる。
目の前に突き出された管理人のチンポに優子が舌を這わせるのを満足そうに眺め、ようやく怒りを収めた管理人が山崎のほうに振り返る。
「そうそう、コレ」
作業服の胸ポケットから封筒を取り出して山崎に渡す。
山崎は嬉しそうにをれを受け取り、中身を見て眉をひそめた。
「少なくないか?」
「そんな事ないですよぉ。先週は2日しかなくて5人。ね?ちゃんとあってるでしょう?」
この男特有の、情けない取り繕った声で管理人が反論する。
山崎は期待外れだという顔をして、けれどすぐに封筒を自分のポケットに入れた。
「で、今日は?」
「今日は2人ですね」
山崎の不服そうな顔を見て、また取り繕う。
「あっいえいえ、今からでも予約が入るかもしれませんし・・・毎日営業出来たら、リピーターも出てくるかもしれないんですが・・・」
管理人の不可能な、けれどもっともな言い訳に山崎はうんざりした表情で、今まで何度も繰り返した理由を説明する。
「あのなぁ・・・俺達は一応、りっぱな社会人なんだぜ?・・・いくら淫乱な玩具を手に入れたからって、こんな闇風俗の営業が毎日できるわけないだろ」
「そうですよねぇ・・・念のために営業先もこのマンション限定ですしねぇ・・・」
だから金額が少ないのは仕方ないだろう?それで納得しなよ・・・そんな管理人の表情は不快だったが、どうしようもないので放置した。
「わかったよ・・・じゃぁ何かあったら連絡して来いよ」
そう言いながら、管理人のチンポを咥え頭を前後に揺らしている優子の隣にしゃがむ。
「せいぜい淫乱マンコで営業して来いよ?・・・黒木主任」
優子は何も答えず、頭を前後に動かし続けている。
その鼻からは ふっふっふっと息の漏れる音がしていた。
山崎は へっ と笑うと立ち上がり、さっき来た方向に向かって去っていった。
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