『クククッ…、』、堪えきれなくなった加寿代さんが笑った。僕に回していた手を緩め、その手で僕の身体を押して離れようとします。
おばさんの腹部にあてられていた、勃起をした僕のモノ。そして、おばさんを抱き締める力も強すぎて、彼女が耐えきれなくなったのだ。
嫌った訳ではない。そんな風にされてしまっている自分が、どこか恥ずかしくなってしまったのだ。
浴槽は広かった。二人で入るには充分なスペースがある。僕は肩までお湯に浸かり、おばさんは一段あるステップに腰を降ろした。
彼女の身体は腰の辺りまでしかお湯に隠れておらず、上半身は僕から丸見えの状態。
もちろん、僕の目はその身体に向けられ、それに気づいた彼女は視線を反らして、気にしない素振りを見せるのです。
浴槽から先に出た僕は、イスに座って身体を洗い始めます。代わるように彼女は浴槽に深く腰掛け、その身体を隠してしまうのでした。
明らかに我が家よりも熱かったお湯。身体は解され、短時間で筋肉も緩んでしまっている。しかし、下半身だけは別でした。
加寿代さんの全裸を見せられ、異性と一緒に入浴をしていることにソコは反応をしてしまい、思ったほど萎えて来ないのです。
『おばさん、身体洗わない?』と聞いてみます。お風呂を一度済ませていた彼女は、もういいようです。
それに、浴槽の僕に見られながら、自分の身体を洗うことに抵抗があったのだと思います。
頭を洗い、僕は浴槽へと戻ります。僕のためにその席を空けようと、彼女が立ち上がろうとします。それを僕が制止をしました。
一度、浴槽の縁に腰を降ろし、すぐに彼女へと身体を寄せ始めたのです。瞬間、おばさんの顔が横を向きました。
それでも近づいてくる僕の下半身に、『ちょ…、ちょ…、』と片手を上げてブロックをします。僕の手は、先に奥の壁に着き、あとは下半身を寄せるだけ。
ただ、その間に座る彼女がいます。
横を向いた加寿代は、近づいてくる僕の股間に、両手で顔の側面を隠します。その手に勃起したチンポが触れ、困った彼女はもう苦笑いをするしかないのです。
『して…。』と僕の言葉が飛びました。隠した両手の隙間から見える彼女の顔が、躊躇っていました。
フェラチオが嫌な訳ではありません。している姿を、『僕』に見られるのが嫌なのです。見せたくないのです。
しかし、その顔が覚悟を決めました。ゆっくりと両手が下がり、横目で僕のモノを確認します。そして、加寿代さんの片手がチンポに掛けられたのです。
彼女は不安と戦っていたようです。冷静な顔を保とうとしているのは、やはり彼女自身が年上だから。子供の前で威厳を保とうとするのは親の性なのでしょう。
旦那さんは性行為には、ほんと淡白な方でした。加寿代自身そんなにフェラチオをする機会もなく、挿入をして短時間で果ててしまっていた方でした。
なので、こんなに大胆にモノを差し出されて、それを口に含むで奉仕するなど、遠い記憶となっていたのでした。
加寿代さんの手は、僕のチンポに指が3本掛けられています。しかし、その3本の指からでも、熱い鼓動が伝わっています。
『若い人…、』、彼女は心の中でそう表現をしていたようです。40代を越えていた旦那さんのものよりも、強くてたくましいものを感じてしまいます。
横を向いていたおばさんの顔が、僕の方へと向いてきます。そして、彼女は前戯なく、それを口の中へと運びました。
出たとこ勝負。口の中へ収めてから、『どうするか?』を考えようとした加寿代さんなのでした。
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