加寿代さんにとってみれば、何年ぶりの『男』だったのでしょう。彼女の身体が最後に迎え入れた男は、やはり旦那さんでした。
しかし、初めての子供が出来、二人目を望まなかった旦那さん。次第に夫婦のセックスは減少し、彼女が45歳になる頃にはレスへと入ります。
彼女自身、あまりセックスを求める方ではなかったため、苦痛に感じることはなかったのです。それでも、どうしても安心が欲しい感覚はあります。
自分から言った記憶もない、『お父さん…。』と迫った加寿代さんでしたが、行われたのはとても淡白なモノだったのです。
それが、旦那さんとの最後の『夫婦の営み』となってしまうとは、彼女も想像は出来ませんでした。
その後、加寿代さんが男性を求めることはなくなりました。ただの『乃むらのおばさん。』となったのです。
人知れず欲情すれば自分の指で、息子の部屋でローターを見つければ、それを身体の奥深くへと沈めました。それで、自分を満足させて来たのです。
しかし、その感覚は彼女自身が忘れていた感覚でした。入り込んで来た男性器はとても大きく、指では決して届かない子宮近くへと突き立てて来ます。
触れられる男の手は、顔を、首を、そして乳房に至っては激しく揉んでくれます。それは自分だけでは味わうことの出来ないもの。男と女のセックスでした。
僕のチンポが彼女の身体の中へと、全てが押し込まれました。おばさんはぼんやりと目を開け、落ち着かせるように人差し指を自分の唇へとあてています。
『おばさん、入ったよ。』と言ってあげますが、反応はとても悪く、数回腰を振ってみますが、マグロ状態が変わりません。
そこで、おばさんの肩辺りに肘を置き、僕は自分の身体を完全に彼女の上へと乗せてしまいます。その状態でピストン運動を開始します。
中年太りの隠せない、加寿代さんの身体が揺れ始めました。その身体を叩きながら、僕のチンポが抜き差しをされます。
すると、ぼんやり顔をしていたはずのおばさんの顔色が変わり始めました。その顔から余裕が消え、『ハァ…、ハァ…、』と口から息があがり始めるのです。
目は開き、天井の一点だけを見ながら、口で呼吸をしているおばさん。その息も、段々と荒くなっていきます。
そんな加寿代さん、一点を見つめていた目がぐるんと辺りを見渡します。身体が揺れ始め、もう落ち着きがなくなりました。
そして、口が大きく開いた瞬間、『アァ~…、』と小さく声が出ます。その彼女はチラッと僕を見ました。気づかれたのかを確認したのかも分かりません。
しかし、僕と目が合ってしまい、そこておばさんは諦めたのかも知れません。視線を外した彼女の口からは、『アァ~…、アァ~…、』と声があがります。
加寿代さん自身、こんな声をあげるのは十何年ぶりのことでした。出してしまう自分に、どこか照れくささもあったのです。
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