おばさんの両手はベッドへ降りていました。頭を大きく上へと反らされ、首元が丸見えになるなか、唇を奪われているのに抵抗をやめてしまったのです。
初めて口にした、『熟女』と呼ばれるおばさんの唇。それなりの口臭もありますが、好奇心が勝ってしまいます。
抵抗をしなくなったおばさんに苦労はしなくなりましたが、協力もないため、一人で頑張っている自分が辛く感じることもあります。
僕も先が見えない不安と戦いながら、加寿代さんをその気にさせようとします。彼女の協力なしには、成立はしないことが分かっているからです。
僕は舌で、閉じたままのおばさんの唇を突つきます。イヤらしいキスへとなんとか持ち込みたかったのです。
しかし、彼女は目を閉じたまま、マグロ状態へと入っているようにも感じます。協力する気持ちはとてもないようです。
僕は閉じている浴衣の胸元に手を掛け、もう一度そこを開かせます。でも、その下で結ばれている帯がジャマをして、完全には開かないのです。
僕は蝶々結びをされている帯をほどこうと手を掛けます。その瞬間をおばさんは見逃しませんでした。
『ナオヤくん、もうやめてよ~?このくらいにしてくれん?』と言って、身体をうつ伏せにしてしまいます。
帯は緩みました。うつ伏せに寝ている彼女の浴衣も、肩までは落ちています。僕に決断を迫った彼女ですが、その浴衣に手を掛けられ、心が折れたようです。
落ち掛けていた浴衣を掴み、肩からゆっくりと下げられて行きます。背中が現れ、ブラジャーが現れ、そしてパンティーまでもが現れて、浴衣は落ちました。
そして、下着姿となった彼女に手を掛けようとした時、『もうやめて…、ナオヤくん、ほんともうやめて…、』と言われます。
その声は震えてしました。息子の友達、そして近所の子供だった僕は、おばさんの中ではいつまでも『男の子』なのです。
息子と一緒に大きくなったとは言え、心のどこかでは、自分の息子同様に『子供でいて欲しい。』という気持ちもあるのでしょう。
しかし、彼女のそんな必死の願いは届きませんでした。『いつまでも男の子』だと思っていた彼が、その手を休休ませようとはしなかったからです。
ブラの背中のホックは外され、手を掛けられたパンティーもそのまま下げられました。
さっきの馴れたキスといい、もうその子供は彼女の知っている男の子ではなかったのです。
僕の舌が、加寿代さんの背中を這いました。背中のある場所に性感帯を持っている彼女。まさにその辺りを舌が舐め始めます。
身体に電気が走り続ける彼女は、それを嫌がり一度背中を上げます。そのため、舌は性感帯から外れてしまったのですが、彼女自身喜べなかったのです。
そんな加寿代さんの頭には、4人の顔が思い浮かんでいました。一人は旦那さん、一人は息子、もう一人はうちの母親です。
このみんなに彼女は相談をし、そして最後には謝っていました。
最後の一人は、お手伝いで来ていた佑子さんです。彼女に迫られたことで、眠っていた60歳の自分の身体が目覚めさせられたという気持ちもあったからです。
その彼女にも謝ります。しかし、こう伝えてもいます。
『私、女の人はやっばり無理でした。だから、これから男の人に抱かれようと思います。若い男の人に…。』
※元投稿はこちら >>