初潮を迎えた女子は集落の年寄衆に次の月の「希望するその日」を伝え、当日の夜中に母親に連れられてクホウ様が奉られている集会所に行く。
集会所は平家武者の石碑の脇道を入って竹藪を抜けた場所にあり、一般的な神社の本殿に似た造りで、奥にクホウ様を奉りその前に広い板の間、左右にも20畳ほどの畳敷きの部屋がある。
女子の初体験の相手は「ヒザツキ」と呼ばれ、集落内の25~40歳くらいの男がまず「札引き」と言う方法で5人ほど選ばれ、その後「札合わせ」と言う方法で決まる。
ただ当日夕方まで「ヒザツキ」になった男にもそれは秘密にされ、年寄衆に酒盛りに誘われて家を出て、平家武者の石碑を抜けた所で初めて伝えられるらしい。
集会所脇の井戸の水で御祓をし、何が入っているかわからない苦い精力剤の様なものを飲まされ、女の子が到着するまでただひたすら年寄衆と酒を舐めて待っているらしい。
らしいと言うのは、「ヒザツキ」を経験した人から後になって聞いたので。
夜中になり女の子が到着すると「ヒザツキ」は年寄衆の男と右の部屋に入り、儀式の詳細を伝えられる。
まず能面の様なものと、ローションの様な液体が入った壺を渡される。
お面は目の部分だけ小さく穴が空けられ、紐で縛るのではなく内側に付いた突起を口に咥えて装着する。
前戯はしてはいけない。代わりにローションを付けて入れ、話かける事が出来ない様に咥えるお面を着けるらしい。
もちろんコンドームなどなく、「ヒザツキ」が女の子の中に射精しないと終わらない。
外に射精したり、痛がって入らないからと止める事はなく、一晩中かかっても中に射精して儀式は終わる。
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