(舌、長いよな。スッゲーエロい)
ソフトクリームに舌を絡め、彩子は舐め切った。
「全部舐めたよ」
「は、はい」
アキオが茫然となりながら答えた。あの舌で黒田社長を射精させていたと思うと激しい嫉妬が沸き上がり、同時に自分のために舌を使ってくれたと思うと彩子への憧れと恋する気持ちが生まれてくる。
「本当に駄目よ。そんなDVD見ちゃ」
彩子はレースのハンカチを出し、唇を拭った。
夢のような時間。
アキオは部屋に帰るとスマホを取り出し動画を再生した。画像が悪く、小さく映ってしかいない。
黒田製作所の空き地から撮った、彩子が黒田社長をフェラチオしている動画だ。
(セックスしたい、中川さんと)
この動画があれば。アキオは悪い行為だと感じながら動画を見て、また股間に手を伸ばした。
雨降り。
彩子はいつもより早く家を出た。歩いて黒田製作所まで行くには時間が掛かるからだ。雨の日は工場の前は掃除せず、工場の中を掃除した。
「おはよう、雨降りは嫌ね」
「おはようスッ、ホント湿気でまじ暑いし」
彩子とアキオは機械油の臭いが漂う床を掃いた。何となくぎこちなかった。
床にしゃがみナットの入った箱を押す彩子。
(エロ、見えてるよ)
和式トイレにしゃがむような体勢になった彩子、巻きスカートの裾が拡がり内腿とこんもりした股間の盛り上がりが見えていた。
「あっ、やだ」
アキオの露骨な視線を感じ、彩子は戸惑った。
あの公園以来、アキオの視線は露骨になっていた。
「やだ、アキオくん、恥ずかしいわ」
「何が」アキオが近付いてこようとした。
「駄目っ。近寄らないで」
彩子が怒るとアキオは止まった。その代わり掃除に使っていた箒を持つと、毛羽だった穂先を彩子の内腿に向け、サワサワと触った。
「ち、ちょっと駄目だわ、アキオくん、ああ」
工場の行員が出勤して来ないか気にしながらも、彩子は興奮した。
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