このまま家に帰りたくない。
彩子は身体に凌辱された身体に残る快感の残り香を消したくて、いつしかアキオのアパートの前にいた。
コンコン、、
(やっぱり土曜日の午後なんてアキオくん出掛けてる)
そう思った時ドアが開いた。
「あ、中川さん」
アキオは驚いた。
あのセックス以来どこかぎこちない感じだったが、目の前に立った彩子は美人の上品な人妻だった。
「ごめんなさい、ちょっと」
暗く固い表情の彩子をアキオは心配した。
「うん、ちらかってるけど上がって」
アキオは彩子を部屋に通した。グリーンのワンピース姿の彩子は、少し髪が乱れ付かれた様子だった。
「あ、あの中川さん。なんか飲み物でも」
「いいの。あのアキオくん。あのシャワー貸して」
彩子にいきなり言われアキオはドキドキしながら、
「い、いいけど」
彩子はアキオの部屋の狭い脱衣場でアコーディオンカーテンを閉めた。(すぐに身体を洗いたい)彩子は裸になると浴室に入った。すごく狭いがきれいにしてある浴室だった。浴槽に立ち彩子はシャワーヘッドを取ると足元で温度を確かめた。
熱めのシャワーを全身に浴びた。
乳房、お腹、お尻、太股、股間、全身に残る男連中の愛撫の残り香を洗い流した。(アキオくん。私がいきなりシャワー貸してなんて言って、どう思ってるかしら)身体と気持ちが落ち着いてくると、部屋にいるアキオを意識した。
シャワーの最後に彩子は顔も洗い化粧も落とした。
彩子は浴室から出て脱衣場にあったバスタオルで身体を拭くと、下着も着けずバスタオルを身体に巻きアキオのいる部屋に戻った。
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